結城友奈は勇者である 大満開の章第４話「神託」
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分かっていたけど、（ミロクさん）すごいフラグクラッシャーだった（笑）。そんな感じで４話です。
感想に入る前に──ブルーレイのCMについて。友奈が「これはこれまでの、これからの物語」と言っていたので、それを素直に受け取るなら前半は２期の補足関係、後半が新しいストーリーなるっぽいですね。芽吹達の話をするという事は、たぶん後半は勇者部と防人組が合流するんじゃないかな。いや、正直あの２期ラストからどう展開するのか想像がつかないんですよね。下手したら勇者部の戦闘シーンはＯＰにだけ……なんてこともありそうです（笑）。
と、それはともかく感想へ。前半は芽吹達の戦闘回でしたね。だいたいの結末は分かっているとはいえ、なかなかに熱い展開でしたね。ミロクさんを始めそれぞれに見どころがあったかと。特に土壇場のスズメの行動力が凄かった。まあ、これまでも泣きわめきながら、何だかんだで逃げ出すことはしなかったですしね。にしても、未完成とはいえ星屑じゃないバーテックスの絶望感よ……。
かつてない芽吹のピンチに、他の船の仲間達が駆け付ける展開が王道で良かったですね。芽吹の思いが、成してきた行動が、ちゃんと仲間達に伝わっていた、そう思わせるシーンだったかと。ただまあ、あれだけの台詞を残しておきながら、シレっと復活してるミロクさんにはちょっと笑いましたが。
後半は東郷さんサイド。なかなか重苦しいやり取りでしたね。これまでの積み重ねからどうしても先生に感情移入してしまう部分もあって……だからこそ、「私はそれをお願いにあがりました」と、どんな思いでその言葉を紡いだんだろうなぁ、と。
そして東郷さんの選択は──記憶を失う辛さを知っている東郷さんが、それでも皆の記憶から消えることを望むのは結構な皮肉だよなぁ。まあ、だからこそ「最初からいなかった事」にしたのかもだけど。勇者の多くに言えそうだけど、東郷さんはそこに輪をかけて自己犠牲的ですよね。銀ちゃんの事を忘れて、さらに銀ちゃんが命がけで守ろうとしたものを壊しかけて……きっと元来の真面目さと誠実さもあって自分自身を許せないんだろうなぁ。勇者部で楽しそうにしながらも、心の奥底で罪悪感を抱えていたと思うと、結構ぎりぎりな精神状態で過ごしてきたのかなという気もします。
ラストはまさかの銀ちゃん登場。いやー、これは良かった。すごく良かった。はにかむような銀ちゃんが可愛くて、同時に少し切なかったですね。二人の邂逅は、世界の理すら超えて「確かに繋がっている」と──この辺りはアプリ・ゆゆゆいのプレイヤーには色々と思う所があるんじゃないかな。
後は、銀ちゃんの「(人柱について)そうだとしてもさあ、それは皆が許してくれないんじゃないかな」という台詞が印象的でした。実際、東郷さんがどんなに自分を許せなくても、勇者部の仲間達がその犠牲を受け入れるわけないもんなぁ。や、色々と腑に落ちる台詞でした。
今回はこの辺で。まあこの先も辛い展開があるのは確定してるわけで……。前半の残り2話でどんな話を描くのか、次も楽しみです。
おまけ……今回のやり取りを見るに、東郷さんも大赦の人が先生だと気づいていたみたいですね。そんな人が自分に頭を下げているのを見るのは、まあ、辛いよなぁ。
おまけ2……「うん」「うん」銀ちゃんに応えるわっしーの台詞。どこか幼さを感じる言い方が印象的でした。
おまけというか余談……自分はある程度バックボーンをしった上で視聴してるので楽しめてますが、逆に1期2期のみを見てる人は今回の話を楽しめているのかはちょっと気になっていたりはします。
