シンカリオンチェンジザワールド2話

シンカリオンチェンジザワールド 第2話「運転士 大成タイセイ」
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 「ずいぶんと遠い目標だね」ほぼ初対面のアカネが辛辣すぎる(笑)。そんな感じで2話です。

 今回、前半はシンカリオンの初出撃回でしたね。何の武装もないと思ったらトレーラーと合体することで武装がつくタイプなのか。いわゆる必殺技表記がなかったけれど、それは今後出てくるのかな。何にせよバトルシーンは結構動いていたので、これからも楽しみですね。

 戦闘は割とサクッと終わり、今回はタイセイがエルダへ入るまでの過程がメイン。や、タイセイ以外も含めて色々とそれぞれ複雑な心情が垣間見れてる展開でしたね。

 まずはタイセイ。本人としては思い出の歩道橋が守れなかったのが尾を引いているようで「何も出来なかった」と。まあ、分からなくはないけれど、卑屈も行き過ぎるとちょっと嫌味に聞こえてまうよなぁ(笑)。それだけ自分に自信がないという事なのだろうけど……。姉とエルダの関係や「生きている可能性」もわかり、それでもためらっていたのは意外だったかも。

 とはいえ、そんな彼が1話では出来なかった「席を譲る」が出来たのは、成長が見えるシーンとして良かった。過去作の主人公は割と周りを引っ張っていくタイプでしたが、タイセイはどういう感じになっていくのか、そういう意味でも今後が楽しみですね。

 次にリョータ。こちらもなかなか複雑な思いを抱えてましたね。シンカリオンに思い入れがあるのに肝心の適性値が足りなくて……それをいきなり来たタイセイがあっさりと乗り越えていったわけで、それはまあツライよなぁ。しかもその本人は「何も出来なかった」とか言い出すわけですしね。
 
 最後は、今回は顔見せ程度の登場だったアカネ。こちらは優秀な兄にコンプレックスを抱えている様子。兄をあまりよく思ってないみたいですね。てか、タイセイも同じかと思って話しかけたら、タイセイは姉を慕っていると分かった時の露骨な態度にちょっと笑ってしまった。まあ、そのあたりは今後明らかになっていくんだろうなと。
 
 今回はこの辺で。次はリョータに焦点があたる展開かな。どうなるのか、次も楽しみです。
 

 おまけ……「悪い事したわけじゃないのに勝手に落ち込んで……」ビーナの台詞。や、タイセイを表すのにすごくしっくり来た表現だったなと。

 おまけ2……タイセイ達の通う学校は中等部と高等部がある所なんですね。これは今後の登場人物が高校生の可能性もありそう……?