SSSS.DYNAZENON11話

SSSS.DYNAZENON 第11話「果たせぬ願いって、なに?」
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 資格ダイナストライカーとは(笑)。そんな感じで11話です。

 戦いが終わって、それぞれにやってくる日常──何というか、今回は(最終回ではないけど)エピローグみたいなノリでしたね。

 というわけで順番に。まずは先輩からかな。ついに就職への一歩を踏み出した先輩。履歴書を見ると一度は就職していたみたいですね。すぐにやめてしまったようですが……。にしても、てっきり先輩は一人暮らしなのかと思っていたのですが、普通に家族と暮らしていたんですね。「おかーさん」呼びはちょっと不意打ちだった。

 正直な所、先輩の心変わりは今一つピンと来ない部分もあるのだけど……ただまあ、引きこもりだった状況から半ば強制的に外に出る事になり、そこでの経験もありちょっと前向きになったのかなーとは思ってますね。環境が変われば気分も変わる、みたいな感じで。

 一方でそんな先輩を見て動揺したのがチセちゃん。まあ、チセちゃんにとっては先輩は「駄目な大人代表」というか、そのままでいてほしい存在ではあったんだろうなぁ。いやまあ、それはそれでヒドイ話な気もしますが(笑)。後は、自分の近くから離れてしまうという思いもあったのかな。

 とはいえ、(先輩の行動に)動揺しつつも一度中学校に足を運ぶのはチセちゃんの成長を思わせます。前向きになった先輩を見て、自分も「頑張ってみよう」となったわけですしね。結果は残念だった上にゴルドバーンの件の追い打ちもあったわけですが……まあ、この辺りは最終話でなんとなるはず。

 次はガウマ。ガウマの正体や姫様の事は、ネットでもいくつか考察がありましたが、かつての特撮版グリッドマンで語られたエピソードらしいですね。途中の謎の声はその特撮版の映像なのかな? ただ、軽く調べた感じだとそのミイラは成仏?してるようなのだけど、そうなるとガウマの正体はやっぱりちょっと謎ですね。

 何にせよ、ガウマからしたら目的がなくなったわけで……体の事もあり最終話での彼の進退が気になります。できればこのままヨモギ達と過ごしてほしいけど……。

 最後はヨモギとユメちゃん。いやー、二人の安定感がすごい。周りが色々と不安要素があるなかで、この二人は見ていて安心するレベルでしたね。もうにやにやです。てか、若干、ユメちゃんがヨモギの扱いに慣れてきたというか、既に(ヨモギが)尻に敷かれてる風にも見えるのは気のせいかな(笑)。

 そんなヨモギの一世一代の告白は、突然現れたシズムよって妨害。まあ、ラスボスが出来そうな人は他にいなかったもんなぁ。ただ、結局その目的はよくわからないですが。ヨモギに何かをしようとしてた? 

 怪獣となったシズムが暴れて、怪獣思想たちも再び集まりそうな気配も見せて、一方のヨモギ達はガウマが瀕死状態で……。次はいよいよ最終回。どんな展開に、そしてどんな結末になるのか、最後まで楽しみです。

 おまけ……「その辺のカニより美味しいかもしれませんよ」ユメちゃんの台詞。カニのポーズが可愛い。

 おまけ2……「怪獣がいない世の中の方がきっと正しいんですよ」2代目ちゃんの台詞。ちょっと困ったような表情が印象的でした。

 おまけ3……「お前らが、いままで、なにをしてきたか、それを、おしえてやる!」ガウマの台詞。ここまで激高するのは意外でした。これは5000年前の事も指してるのかな。