SSSS.DYNAZENON8話

SSSS.DYNAZENON 第8話「揺れ動く気持ちって、なに?」
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 「見つかるまで探す」←ナイト君も割とポンコツだった(笑)。そんな感じで8話です。

 今回はこれまでとは少し毛色の違った話でしたね。小さい怪獣とその心の有りか無しか……や、見方によっては物語の分岐点になりそうな、そんな気配もあったかと。 

 と、その辺りは後に書くとしてまずは優性思想サイドから。うん、完全に休日を満喫してただけでしたね。ムジナとオニジャが普通に仲良くなっていて笑った。二人同時の「絶対面白いヤツじゃん」がツボでした。一方でジュウガが苦労人ポジションになっていたような……。

 ただまあ、ムジナとオニジャが仲良くなったのは、単純に前2回で話をしたり行動を共にしたからなのかは微妙な気もします。変化が急すぎるというか。うーん、まだ何とも言えないけど、案外二人同時の「インスタンス・ドミネーション」が二人を「強制的に似た者同士」にしている可能性もあるのかなと。
 
 後、優性思想サイドだとシズムの行動が色々と不可解ですね。明らかにメンバーを怪獣から遠ざけてましたし、冒頭の「はずれの怪獣」の台詞も意味深です。今回の顛末はシズムにとってどこまで想定したものだったんだろう。少なくとも何かしらの思惑はあったはず。気になる。
 
 話は変わってヨモギサイド。不完全な野良怪獣を拾って──悪さをしていないのに倒すのか、怪獣に心はあるのか等、なかなか興味深いテーマでしたね。同時にここでもヨモギの感受性の高さと繊細さが出ていたかと。怪獣への躊躇いとユメちゃん達の危機で葛藤するヨモギ。いや、まさかここまでヨモギに決断を迫る展開になるとは。その切迫した表情がすごく印象的でした。

 それにしても、ヨモギが不完全とはいえ「インスタンス・ドミネーション」できたのには驚きました。一瞬見えた映像に、チセちゃんが持っている石が変化したようなモノが映ってましたが果たして。てか、チセちゃんのアレはそろそろ誰かに相談しないとまずいのでは……。

 ラストは落ち込むヨモギとユメちゃんの掛け合い。前半で落ち込むユメちゃんを励まそうとしたヨモギと対になるやり取りでしたね。にやにや。ただ、前半でのユメちゃんのスルーっぷりを見ると、ユメちゃんの立ち位置はやや(決して悪い意味ではないけど)ずるいなぁと思う部分もあったり。まあ、ヨモギにとっては、これも惚れた弱みというヤツなのかも(笑)。と、そんな感じで、今回の感想はこの辺りで終わります。
 
 おまけ……先輩の回想シーン。あのカバンの中身はやはりお金だったんですね。ただ、それを現在まで引きずってるというのはちょっとピンとこないというか……。ニートになってる理由とはまた別の話なのかな。

 おまけ2……「う、うるす」先輩の台詞。これってたぶん「うるさい」「うす」が混じった台詞なんだろうなぁ。先輩の強くは出れない性格が出ていたかと(笑)。

 おまけ3……そういえばチセちゃんってヨモギの事は「ヨモさん」なのにユメちゃんには「南さん」なんですね。ちょっと意外です。

 おまけ4……「なんか可愛くな……あぁ、無理だ」ユメちゃんの台詞。華麗な手の平返しを見た気がする(笑)。