ゾイドワイルドZERO28話

ゾイドワイルドZERO 第28話「激突! 二大破壊竜!!」
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 言うこと聞かない人ばかりが増えていくな(笑)。そんな感じで28話です。

 ついにボーマン博士とサリーが再会。「丸二日ぶっ通しで車を走らせてきた」ってタフだな^^; サリーとのやり取りが良かったですね。確かな愛情を感じさせます。自分を責めるサリーに「責任は私にある」と言えるのは優しいお爺さんだよなぁ。や、まあどこかのラン〇博士も愛情はともかく責任自体は自分でとるタイプな気もしますが(笑)。

 にしても、サリーに対しては優しいお爺さんなボーマン博士だけど、ランド博士の事になると結構辛辣ですよね^^; 単純に研究者としてタイプが合わないという事もあるのかもだけど、娘のクリスタを嫁にとられたという親心というか……ちょっとした私怨も混じってそう、というのは穿ちすぎかな(笑)。

 とまあ、それはともかく。素性が明らかになったメルビル少尉ことハンナさん。現皇帝のフィオナ王女は彼女の事を知らなかったようですね。生まれた時には既に存在しないことになっていたと。この事実を知って今後フィオナ王女がどう動くのかが気になります。てか、改めて考えるとメルビル少尉はサリーの義理の妹で、フィオナの旗違いの姉に当たるわけかぁ。なんというか、色々と特盛ですね(笑)。

 そのメルビル少尉だけど、真帝国内での扱いは雑というか、仮にも皇帝として立てようとしている相手にとる態度じゃないよなぁ^^; ここしばらくの追い込まれ具合はかなりのモノですね。いやまあ、その分「ヒロイン力」が上がってはいるのだけど(笑)。彼女の場合はランド博士がどういう行動をとるかによって先の展開が変わってきそうですね。少なくとも博士が「真帝国」に寄り添っている間は皇帝の役割をしそうだけど……果たしてどうなるか。

 今回はジェノスピノの復活とそのライダーを巡る話も。いやー、ギレル少佐をジェノスピノに乗せるために一芝居打つディアス中佐が素敵すぎた。レオに対してもそうだったように、ギレル少佐にとっても「良き理解者」ですよね。たぶん、この作品で一番の人格者なんじゃないかな。あと、ギレル少佐の肩を叩いてからの、どこかとぼけたような表情がちょっとお茶目だった(笑)。

 そして始まるVSオメガレックス。相変わらずゾイドによる総攻撃は迫力がありますね。ライガーとソニックバードの連携も良かった。オメガレックスがあまり動かないこともあってか、より「要塞」攻略戦っぽさがあったかと。ただまあ、そろそろ本気で動き回るオメガレックスも見てみたいという思いも。

 最後はジェノスピノが合流。いや、図式が完全に「怪獣大戦争」だった^^; これからどんな戦いが繰り広げられるのか、ランド博士の言うライダーは誰なのか、次も楽しみです。

 おまけ……「ジェノスピノは君のゾイドだ。だが、責任は重大だぞ」ディアス中佐の台詞。ギレル少佐を信頼してるかこその台詞だよな、と。格好良かった。