ゾイドワイルドZERO27話

ゾイドワイルドZERO 第27話「暗闇の決戦! ドライパンサー対ガトリングフォックス」
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 いきなり包帯グルグルで現れたら誰だってびっくりすると思う^^; そんな感じで27話です。

 話が進むにつれてランド博士がただのマットな人になっていきますね^^; いや、てっきり、元々情のある人物だったけど、右手(ゾイド因子)の影響でタガが外れてしまった──みたいな流れかと思っていたのですが、ここまで情を感じさせる描写がほぼないしなぁ。や、ある意味で「悪役」らしくはあるのだけど……。突然始まった(笑)メルビル少尉の回想を見て「これ利用されてるだけじゃ……?」と思ったのは自分だけじゃないはず(笑)。

 今回はメルビル少尉の素性も判明。前皇帝の娘で、現皇帝の腹違いの姉妹だったと。で、そのことを知っていたランド博士やシーガル准将は、彼女を利用して「真の帝国」を名乗る──すなわちこれは反乱でないと主張した、というのがラストの演説という事ですね。いやー、これは見ていてワクワクしました(笑)。まさかこういう形で帝国内から第3勢力が出てくるとは。

 こういうのって大体謎の勢力が強大な敵になって登場、敵対していた帝国・共和国が共闘することに……みたいな展開が多いと思うのですが、同じ帝国内から第3勢力が出た事で、帝国が大きく揺れそうですね。元の帝国からしたら共和国との確執も考えつつ、さらに「真帝国」にも当たらないといけないわけで……果たしてどうなるのか。

 また共和国サイドも今はオメガレックスという脅威があるから(帝国と)共闘しているけど、もしこれで真帝国が共和国に和平を望んだりしたら大変そうですよね。帝国同士の戦いになったら、うかつに干渉できなくなりそうですし……実際どうなるかはわからないけど、色々と妄想が働きます(笑)。

 にしても、真帝国についてオジサン2人が熱く語ってるけど、当のメルビル少尉が完全に蚊帳の外なのは完全に「飾り」にする気ですよね。その時点でなんかもう色々とダメな気配がする^^; 

 とまあ真帝国についてはこの辺で。サブタイにもなってるドライパンサーVSガトリングフォックについて。戦闘シーンが格好良かったですね。暗闇の中で派手さはないけど、それぞれ歴戦の戦士って感じが出ていたかと。フォックスが柱ごとガトリングで撃つシーンと、回避ターンしてすぐに射撃するシーンが好きだったりします。結末はややあっさりだった気もしますが、こういう脇役同士の戦闘シーンはもっと見てみたいですね。

 次回は早くもジェノスピノ復活? どんな展開になるのか次も楽しみです。

 おまけ……「我が真なる帝国の長・ハンナ皇帝となれ」ランド博士の台詞。この辺りのシーンで博士が一気に俗っぽくなった気がする(笑)。てか、熱く語ってるけど、絶対「帝国」そのものには興味ないよね^^;

 おまけ2……「准将、ご冗談を」オメガレックスに乗ってみるかという誘いに応えるスピーゲルの台詞。や、この言い方がなんだかすごく歴戦の猛者っぽいですよね。渋い(笑)。