ID:INVADED12話

id:INVADED 第12話「CHANNELED」
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 風に煽られてはだけるヒジリイドちゃんがあざとい(笑)。そんな感じで12話です。

 局長の正体もわかりどうなるのかと思ったら、まさかの自殺展開にビックリですね。思わず「そう来るか―」ってなりました。とはいえ、局長としては自身の死も計算ずくだったようですが。てか、さも贖罪みたいな事を言ってましたが、自分のイドに入るためには自身の殺意が必要だったから自殺しただけな気がするのだけど……。(この大混乱の状況を残して)貫木に後をまかせるとか、自分の負債は帳消し等の台詞等……冒頭のやり取りで、その自分本位な性質が見えた気がします。まあ、イドの中でも楽しそうでしたしね^^;

 展開としては、現実の蔵を巻き込んでの大事に。このまま名探偵サイド、東郷さん達井戸端スタッフ、そして現実の貫木・松岡サイドで事態の収拾にかかる感じかな。飛鳥井木記の暴走(?)を止める事と、ジョンウォーカーをどうにかする事が主目的か。ここに来て飛鳥井木記の本心がまだ見えてこないことが気になりますね。少なくともジョンウォーカーと対立しているみたいだけど……。

 気になるといえばジョンウォーカーをどうするかという事もですね。イド内で殺す? ただ、仮にも「名探偵」が最後は物理的に相手を殺すってのはあんまりな展開ですし……やはりナリヒサゴ達が事件の(干渉の仕方とか、そもそもどうやって木記の夢に入ったか等)真相を暴き、その上でナリヒサゴ自殺に追い込むみたいになるのかな。でも、そうなると(これまでの自殺誘導がジョンウォーカーの干渉だとしたら)ナリヒサゴが最後までジョンウォーカーの呪縛から抜けられなかったことになってしまうんですよね。それはそれで切ないしなぁ……うん、気になる。

 と、少し話を変えてアナイドことフクダタモツと、墓堀ことナホシ。長い苦しみからようやく解放されたフクダタモツ。その最後がどこまでも穏やかだったのが印象的でしたね。一方のナホシの方はなんとも苦い結末というか……結局、不器用だったんだろうなぁ。詳しい描写がないのでわかりませんが、電車事故での出来事が色々なモノを歪めてしまったんだろうなとは思う。ある意味で対照的なラストだったかと。まあ、二人とも事件解決後にシレっと復活してる可能性はありますが(笑)。

 次はいよいよ最終話。個人的に気になるのは3つ。ジョンウォーカーの結末。カエルちゃんこと飛鳥井木記を(どういう形で)救えるのかという事。そしてなによりナリヒサゴは「生きる」事を選択するのかという事。はたしてどんな展開に、どういう結末になるのか最後まで楽しみです。

 おまけ……「(目覚める確率は)約7割だ! 試してみるか」「遠慮しておく!」井戸端スタッフの掛け合い。大変な状況だけどそのやり取りにちょっと笑ってしまった。

 おまけ2……松岡刑事、全然怪しい人じゃなかった(笑)。疑ってごめんなさいいい。

 おまけ3……自身のイドの中で自分を思い出すナリヒサゴが格好良かったです。