ID:INVADED6話

イド:インヴェイデッド 第6話「CLRCLED 円環の世界」
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 (銃弾貫通シーンで)そんなばかな^^; そんな感じで6話です。

 まずは序盤の逮捕(?)劇。いや、思った以上に動きのあるアクションシーンでしたね。バトルモノのアニメみたいな動きをしていた(笑)。ただ、一つ気になったのは松岡刑事。肩に包丁が刺さっていたとはいえ、まったく援護しなかったのが意外でした。あるいはナホシ(墓堀)を警戒していたとも取れるけど……? や、後で書くつもりですが、今回の件でちょっと松岡刑事への見方が変わった部分もあって……。

 とまあ、それはともかく。今回は井戸端組の外での会話が印象的でしたね。ジョンウォーカーについて色々と(作中で)考察が。今のところ「確かに存在しているリアルな人間」という認識なのかな。同時に、そんなことができる可能性として「ミズハノメのようなもの」の使用、「蔵内に裏切りがいる?」等の要素も。監視カメラの件も気になります。

 また、ミズハノメの開発者シラハマ?の存在も出てきましたね。行方不明らしいけど……シンプルに考えるなら何かしらジョンウォーカーと関わりはありそうです。

 にしても、井戸端組の掛け合いは、淡々としつつも意見を否定しない部分とか、いざ話を切り替えるとちゃんとそこに焦点を戻す等、見ていて「ああ、この人達めちゃくちゃ頭よさそう」って思ったり(笑)。

 今回は墓堀・ナホシのイド。ジョンウォーカーが犯罪の誘発にどこまで関わっているかは現状だとまだわからないですが──カズタもナホシも犯罪に走らず、初々しくお互いを意識しているような、そんな未来があったかもしれない──そう思わせるような、殺意の世界にしてはなんとも穏やかな感じでしたね。いやまあ、カエルちゃん死んでるし、踏切の事もあるしで、実は殺伐としてる気もしますが^^;

 イド内でのサカイドの涙が印象的でしたね。「君を助けたいだけなんだ」はナリヒサゴ自身の本音なのかな。ただ、よく考えるとこの台詞って異質な気もします。カエルちゃんの死の謎を解く「名探偵」の枠を超えているというか……死体を見て「死んでほしくない」「助けたい」という感情はどこから来たんだろう、と。死ぬ以前のカエルちゃんを知っている、もしくは助けられなかったという状況を把握している、とかじゃないと難しいような……? あるいは、カエルちゃんの姿がサカイドの中の「何か」を刺激しているという可能性もある?

 さて、ちょっと話を変えて。松岡刑事が本常町ちゃんを「名探偵」に推薦する展開へ。個人的にこれが凄く気になりました。たしかに本堂町ちゃんはで今回で異様さを発揮してはいたけど、あまりにもあっさりというか。ある意味で「見限った」ともとれる態度だったので意外だったな、と。

 うーん、これはまだ妄想でしかないのですが、松岡刑事が無意識的に操られている可能性もあるんじゃないかな。いや、こちらが勝手に「人情派」と思っていた部分もあるとはいえ、困惑する相手に「刺殺したとき、どれくらい楽しかったよ?」はちょっと突飛な台詞にも聞こえたんですよね。なので、何者かによって意識をコントロールされていそうかなと。とはいえ、仮にそうだったとしてもわざわざ本堂町ちゃんを推薦する理由はわからないのだけど。まあ、現時点ではあくまで妄想です(笑)。

 長くなってきたのでこの辺で。今度は本堂町ちゃんも「名探偵」になるのかな。アナイドが一瞬で退場したこともあり、サカイド以外の人がイド内でどう行動するのか……なんにせよ次も楽しみです。

 おまけ……「そういう事言わないで」カズタ・ナホシ、どちらのイド内でも同じ台詞が出ているのが意味深ですね。単純に(ナホシの)口癖なのか、それともイド同士で繋がりがあるのか、少し気になります。