ID:INVADED5話

イド:インヴェイデッド 第5話「FALLEN 落ちる世界」
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 本常町ちゃんのテレ顔がかわいい(笑)。そんな感じで5話です。

 衝撃のラストからどうなるかと思ったら、その場では大きな事件にならなくて一安心でしたね。なんたって前科(誘拐される)がありますし^^;
 
 と、それはそうと、今回はサカイドより本常町ちゃんがメインといった感じでしたね。彼女の優秀さと、そして(傷の事をふくめての)危うさを見せられる、そんな展開だったかと。特に視聴者サイドからすると、今回の「推測」が元から彼女に備わった優秀さから来るものなのか、それとも頭の傷が出来た事によるものなのかがわからないのが怖いですね。

 2話の拉致の件もだけど、彼女に関しては「何があってもおかしくない」を地で行っている感じがして、見ていてハラハラします。作中で言われた「脳の変調」の話も不穏ですね……。松岡刑事がうまくフォローしてくればいいのだけど。たぶんだけど、(松岡刑事が本常町ちゃんの)名前を呼んで言いよどんだシーンは「脳の変調」の事を考えていたんだとは思う。

 一方でサカイドサイドはジョン・ウォーカー再び。まだまだ謎の存在ではありますが、とりあえず気になった事がひとつ。それは穴あきと今回の犯人(カズタ)の行動ですね。穴あきはジョン。ウォーカーを恐れ隠れることを選択したのに対して、カズタは戦いを挑んでいる事。単純にカズタの目的が「真の墓堀」のためだから、それを守るために戦いを挑んでいるという捉え方もできそうだけど……ただ、サカイド以外誰もが恐れている相手に向かっていくといのは現状では異質な気もします。まあ、まだ2件しか例がないのでなんともいえないですが^^;

 にしても、今回は割とあっさり解決しそうだなぁ、からの意外な展開はびっくりですね。思っていた以上に大ごとになったというか……爆発に巻き込まれた人達が無事だといいのだけど……。

 ラストのネタばらしはちょっと分かりにくかったのですが、要は──真の墓堀は実行犯ではなく、相手を殺したいとも思っていない。ただし、人が傷ついたり死んでいく様を見たい。一方で実行犯であるカズタにとって殺人は「愛情表現」だから思念粒子が発生しない←そもそも「殺そう」と考えていない。でも、今回本常町ちゃんを見た時はとっさに「殺さなきゃ(でも、行動はキッス)」と思ってしまったで思念粒子が発生した、と──おそらくこれで合っているはず。

 一応カズタの中では「殺人」をしてる認識そのものはあるのかな。じゃないととっさに本堂町ちゃんを殺そうとは思わないだろうし。

 うん、これ以上考えると混乱しそうなのでこの辺で^^; なかなか緊迫した状況ですが、これからどうなってくのか次も楽しみです。

 おまけ……「(2回目の)お前年いくつ?」松岡刑事の台詞。なんなちょっとリアルな言い方で印象的でした(笑)。

 おまけ2……「(好きだとか云々)そういう事言うべきなのは彼本人でしょ」Cパートの台詞。たぶんこれがカズタがその「愛情表現」で墓堀を殺さなかった理由なんじゃないかな。相手に好意を伝えていない、あるいは伝えられない。だからこそ、その「愛情表現」は墓堀ではなく、被害者たちに向かった(墓堀を思いながら知らない人達を殺してまわった)という事なんだと思う。