ID:INVADED1話&2話

イド:インヴェイデッド 第1話「JIGSAWED」第2話「JIGSAWEDⅡ」
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 新規アニメ感想「イド:インヴェイデッド」です。いつも通り前情報はなし。

 いやー、いきなりわけのわからない始まりでどうしようかと思った^^; 冒頭数分は「ぽかーん」な状態でしたね(笑)。

 とはいえ、最後まで見るとそれなりにシンプルというか、そこまでわかりにくいモノではなさそうですね。「ああ、なるほど」と、少しずつ状況が見えてくる感覚が面白かった。

 とりあえず分かっていることを整理。要はイドという人間の無意識の世界で犯人の手がかりを追っていく話という事かな。主人公であるサカイドがイドの中で得た情報を、外にいる人達が照会して犯人を特定していく。ただしイドに入るたびにサカイドの記憶はリセットされ、自分が名探偵であることとカエルちゃんの死の謎を解くことだけを思い出す、と。所謂刑事モノという認識でいいのかな。

 で、その中でも大きな謎なのはカエルちゃんと、ジョン・ウォーカーという存在ですね。カエルちゃんは概念みたいなものなのかな。サカイド的には「娘」と重ねてる部分もあるみたいだけど、ビジュアル的にはそんなに似ている感じはないですね。サカイドが潜っているからあの姿なのか、それとも誰が潜っても同じなのか、ちょっと気になるところです。

 一方でジョン・ウォーカーは人の無意識を操っているかもしれない存在であると。一応実在しているという判断をされてるみたいですね。まあ、イドのシステム自体に謎も多いみたいですし、カエルちゃんの事も含めその辺りは今後次第ですね。

 そういえば断片的ではあるけどサカイドの事も色々と。雰囲気からすると娘=ムクちゃん?を自殺で失っている感じか……。百貫との会話が不穏ですね。「誰かを自殺に導こうとなんてするな」は現実での話なのか、それともイド内であった話なのか……なんにせよ、なかなか歪んだ部分を持っていそうです。

 とまあ、情報整理はこの辺で。ストーリーについて。上でも書きましたが、まっさらな状態から少しずつ状況が整理されていくのが面白かったですね。映像的にもパズルのように組みあがっていく街並みは見ごたえがあって思わず「おお」となりました。また、誘拐から始まる2話はどうなってしまうのかとドキドキしながら見てましたね。なかなかの緊張感でした。

 長くなってきたのでこの辺で。おそらく今後は違うルールを持ったイドが出てくるだろうし、各人の掘り下げも気になります。これからどう展開していくのか、続きが楽しみです。

 おまけ……カエルちゃんの足を動かす「手」を見てとあるファミリーを思い浮かべたのは自分だけじゃないはず(笑)。