ID:INVADED3話

イド:インヴェイデッド 第3話「SNIPED」
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 不穏がバーゲンセールされてる……^^; そんな感じで3話です。

 これはなかなか感想が難しいですね。1,2話の流れで「事件の解決方法」が明示されて、てっきりそちらが中心になるかと思いきや、事件解決の謎解きを見る楽しさはありつつも、それよりもサカイド(ナリヒサゴ)という人物の「不穏さ」に目がいく──そんな感覚。見終わった後の感想をものすごく雑に言うと「主人公がヤバい」だったりします^^;

 で、その主人公ことサカイド。本名は鳴瓢(なりひさご)秋人という名前で、サカイドというのはあくまでイド内での名前だったと。や、2話あたりで「なりひさご」って言われて意味が分かってなかったんですよね。なので、少しだけ公式を調べてきました。難しい漢字だなぁ^^; 

 今回はその過去が少し。元々殺人課の警察官で、忙しくてあまり家族との時間を取れなかった。そして、そうこうしてるうちに家族を殺されてしまった過去を持つ、と。また、元同僚の松岡の話によると「怒りと楽しみが妙に共存している」部分があったとも……。うーん、これは元々どこか「歪み(と呼んでいいかはわからないけれど)」を抱えていて、それがさらに家族の死によって大きくなって、現在のどこか不穏さを持つ性格になっているという事なのかな。

 その不穏さの最たるものが今回の終盤、花火師を自殺(?)に追い込むシーンですね。これが2話で百貫と話していた「二度とするな」という事なのかな。まあ、やるとわかっていて相部屋にする百貫も大概な気がするけど……あるいは何かしらの思惑がある? 

 そういえば1,2話の感想で娘は自殺したと書いたのですが、全然違ってましたね。いや、2話ラストの「君の選んだ死は首吊りなんだ」と言っていたので、てっきりそれが娘の死因なのかと。サカイドの心象が反映されたモノかと勘違いしてました。ただ、このシーン改めて考えると本堂町ちゃんのイド内での話なんですよね。3話の彼女の会話を見るにこちらも色々と不穏さを抱えていそうで、先の展開がちょっと怖い^^;

 さて、少し話を変えて。相変わらず調査シーンが良かったですね。視聴サイドが推理していくタイプではないけれど、それぞれが状況を整理しながらパズルを解いていくようなか感じが楽しい。また、ちらっと「政治介入」云々の話があったのも面白い。出来たばかりの組織みたいですし、これは波乱がありそうですね。てか、作られた映像とはいえ、人が撃たれるシーンをひたすら見続けるのも精神的にきついような……。

 と、長くなってきたのでこの辺で。これからどういう展開になるのか、次も楽しみです。
 
 おまけ……「助けたかったのに」夢の中でのサカイドの台詞。起きた後の涙といい、サカイド(ナリヒサゴ)の一面が垣間見れるシーンだったかと。