戦姫絶唱シンフォギアXV12話

戦姫絶唱シンフォギアXV 第12話「戦姫絶唱」
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 チビアルクかわいい(笑)。そんな感じで12話です。

 話は少し戻って地上での出来事。や、前話ラストでエルフナインがいなかったのは戦いに出ていたからなんですね。その時は緒川さんもいなかったような気がするけど、今回は普通にいましたね。うん、たぶん気にしちゃいけない^^;

 前半のキャロルナインVSシェムハは、キャロルの活躍もありつつもやはりシェムハには勝てなかったですね。さすがにラスボスだ。まあ、突然の緊縛には笑いましたが^^; 失敗はしましたが今回キャロルがやろうとした事が、ミクを救うための道筋になりそうですね。

 それはともかく。今回でヴァネッサ達とは完全決着。響・クリスVSヴァネッサの戦闘シーンが結構好きかも。お姉ちゃんがモビルアーマーだったり、響がどさくさでクリスちゃん抱きかかえていたりで笑いつつも、ヴァネッサの必死さが印象的でした。たぶん、もう止まることができなかったんだろうなぁ。

 何話かでも書いた気がしますが、やはりヴァネッサ達はマリア達3人組の「あり得たかもしれない姿」だった気がします。元々3人の性質はそこまで歪んだものではなかったはずなんですよね。「あきらめない」とか「生きあがく」等の台詞はいかにも主人公サイドの物言いですし。

 ──3人の絆は本物で、家族としての愛情もある、だけど進んだ道が悪かった、と。まあ、正確には選択肢がなかったともいえますが。一番の要因が「運が悪かった」というのは切ないですね。

 最後はその命を使って、響達が地球に帰還する手助けをしたヴァネッサ達。正直な所をいうとこの三人の存在は自分の中で消化しきれてない部分があったりします。物語的に「結局この3人の存在はなんだったんだろう?」と。3人にそれぞれ魅力を感じるシーンもあったし、その境遇に同情する部分もある、ただ(まだ最終話で活躍があるかもですが)最後まで選択肢のなかった道を走るしかできなかった──そんな感覚があって、それがちょっと(自分の中で)引っかかっているというか……。

 たぶんだけど、各所で3人の絆が描かれながらも、結局最後まで「利用されるだけで終わった」のが理由なんじゃないかな、とは思ってます。言葉にするのは難しいのですが、見ていて「(良い方向でも、そうでもなくてもいいから)もうちょっと、もうちょっと何かがあってほしい」みたな気持ちになりました。まあ、自分でもあんまりよく分かってないです^^;

 長くなってきたのでこの辺で。ラストは最終決戦の地に装者達が集う──や、響がイケメンすぎてヤバい。完全に90年代アニメヒーローの顔だと思った(笑)。とにもかくにも、いよいよ最後の戦い、どんな展開になるのか最終回も楽しみです。

 おまけ……まさかの緒川兄と弟が登場。兄上の強者オーラが凄い(笑)。