ケムリクサ11話

ケムリクサ 第11話
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 そこでOPが始まるのか(笑)。そんな感じで11話です。

 さてさて、ここに来てだいぶ核心に迫ってきましたね。うん、……情報が多すぎてちょっと混乱しそうだ^^;

 とりあえず整理。まずは世界について。なるほど、この世界は人類がいなくなって荒廃したんじゃなくて、そもそも人は住んでいなかったという事なんですね。地球のレプリカ(?)を作っていた場所だったと。や、色々とSFっぽくなって世界観が大きくなったけど、物語としてはものすごく小さな範囲になった感じですね。ここまで見てきた印象だと「小さな世界で繰り広げられるボーイミーツガール」というのがこの物語の本質な気もする。

 まあ、それはともかく。次に過去のわかば君について。うーん、「宇宙人」みたいな存在なのかな。……あの人っぽい姿も借りモノな可能性はありそうですね。(後のリリの話ぶりも合わせると)ケムリクサがより強固に固定されると人(あるいは確立された存在?)になるとも取れるけど……(過去の)わかば君も達もそうして生まれた? この辺はまだちょっとわからないですね。まあ現状はあの場所に地球の文明を転写していた、という事が分かればいいのかな。

 で、本来なら生き物は転写されないはずなのに、転写されたのが最初の人こと、リリーーそのリリがわかば君の為に起こした行動が、この世界を赤く染めてしまった原因で。一人残されたリリはわかば君を助けるために分割、そしてリンちゃん達が生まれた、と。や、実は登場人物が実質2人しかいないってのは結構斬新な気がしますね(笑)。

 ただまあ、この分割も良くわからないんですよね。一番の謎は分割後も最初の人としてリンちゃん達と行動していたこと。しかも今回の話を見るに、日記を塗りつぶしたのは分割後のようですし。そこで何かしらのトラブル、あるいは心変わりがあったという事なのかな。

 わからないと言えば現在のわかば君もですね。存在自体はおそらくリリと同じようにケムリクサになったという事だとは思う。ただ、それがどうしてあの場所、あの場面で出てきたのかは不明なんですよね。何かしら意図があったのか、それとも偶然なのか。あるいはリリの気配を追ってきた可能性もある?

 長くなってきたのでこの辺で。回想が終わったと思ったらまさかの展開が。いや、回想の途中でわかば君がリンちゃんを呼んでいたのでもしかしてとは思っていたけど……わかば君これは無事なんだろうか。EDがリンちゃん一人になってるのが不穏なんですよね。とにもかくにも次が最終回。わかば君の安否も含めて、この物語がどう終わるのか最後まで楽しみです。