ケムリクサ10話

ケムリクサ 第10話
各話感想、タイトル一覧へはこちらから。
 リナちゃんズがしれっと出歯亀してる(笑)。そんな感じで10話です。

 今回は特に何かが明らかになるような展開ではなかったですが、その分リンちゃん達の掛け合いが多めだった回ですね。世界の謎も気になるけど、それ以上に誰に何が起きてもおかしくない雰囲気が怖いなぁ。ある意味、今までで一番ハラハラしながら見てました。

 そういえば、何度書いてた「わかば君が寝てるシーンがない」という感想ですが、今回普通に寝てましたね。うん、考えすぎだったのかな^^; あるいは寝たふりだったり……はさすがにないか(笑)。

 赤霧に囲まれて、水もなくなって――誰もが「終わり」を感じてる中で、リンちゃんとリツ姉(達)の掛け合いが印象的でしたね。切ないような、暖かいような――たぶん、リツ姉(とリナちゃんズ)には諦観のような感情もあったんだろうなぁ。もしくは「満足」と言い換えてもいいかもしれない。

 残り少ない時間で「自分の好きな事」ができたから自分はここまででいい。唯一の心残りはずっと皆の為に気を張っているリンちゃんに好きな事・やりたい事を見つけてほしい、と。そんな思いがあったんじゃないかな。だからこそのあの選択だったんだと思う。

 にしても、後を託す思いが「この先もずっと生きてほしい」じゃなくて、「終わるその時まで好きな事をしてほしい」というのは、どこか歪みを感じさせる所も含めて、なんともこの作品らしいですね。

 ラストはついに記憶の葉が開いた様子。色々と明らかになりそうですね。どんな展開になるのか次も楽しみです。

 おまけ……「お前がいるのは少しいいことだ」リンちゃんの台詞。いやー、にやにやです(笑)。