エガオノダイカ11話

エガオノダイカ 第11話「二人の決意」
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 「今まではなんとも思わなかった。なのに――」←言葉だけみるとラブコメが始まりそうだ(笑)。そんな感じで11話です。

 いよいよラスト2話という事でステラ、ユウキ双方に動きが。サブタイ通り二人の少女が決意する話でしたね。まずはステラから。いやー、もはや別人ですね(笑)。「~~しなさいよ」とか「あんた」呼びとか今までにない台詞が多くて新鮮でした。てか、意外と負けん気が強いな(笑)。「死なない程度に殴られたいの」にちょっと笑ってしまった。

 今回はステラとヒューイのやり取りが印象的でしたね。たぶん、本質的に似た者同士だったんだろうなぁ。それがステラの変化によって、互いに見たくない側面を見ることになり……。ステラからしたら「かつての自分」を……、ヒューイからしたら同じような存在だと思っていたステラの変化を見せつけられて――だからこそ、二人ともやたらと突っかかっていたんじゃないかなぁ。

 ちなみに個人的にはヒューイの不器用さは嫌いじゃないですね。なんだかんだでちゃんと送金したり、思いつめてるステラに「出撃前から死んだようなツラしてんじゃねえよ」と言葉をかけたりと、いやー、ほんとに素直じゃない(笑)。

 とまあ、それはともかく。ステラの決意というのは部隊の仲間達を守る事かな。それと同時に部隊を自分の「居場所」と決めた感じか。水槽を置いていくシーンは、ステラの成長を感じられて良かったですね。

 一方でユウキ。こちらは戦争を終わらすために、世界中のクラルスを停止させることに。クラルスを停止させる決断、そしてその後で起こるであろう大混乱において、王家としての責任を果たすことを決意した感じか。

 や、正直12歳の少女に背負わせていいものではないと思うだけど……下手をすると国そのものが解体される可能性もあるし、多くの人から恨まれる事だってありえるしなぁ。ユウキの決意自体は立派だとは思うけど、ちょっと先行きが不透明すぎて、(レイラさん達がその辺りをフォローできるのかというのも含めて)若干もやもやする部分があったりします。

 クラルスを停止させるためにユウキ達はベルデ公国の実験施設へ。そしてそれを追うステラ達小隊、と。ついに両者が邂逅を果たしそうですね。まあ、最後まで会わない、なんて事もありそうだけど^^; なんにせよ、次でラスト。どんな展開を、そしてどんな結末を迎えるのか次も楽しみです。

 おまけ……「まさかこれずっと続くのかぁ?」ブレイクの台詞。まあ痴話喧嘩を真横で見せられてるものですしね。辟易するのも仕方ない^^;