あかねさす少女12話

あかねさす少女 第12話「いつか、黄昏の降る空の(終)」
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 マスターも謎の多い人だなぁ(笑)。そんな感じで最終話です。

 うーん、これは……見事なくらいに何もわからなかったですね^^; 途中から「これはもしかしたら……」とは思っていたのですが――それでも「これからも黄昏や他のフラグメントに関わっていく」展開にはなると思っていたんですよね。そしたら、なんか普通に終わった^^; や、あるいはミニアスカちゃんが変化したことで、他のフラグメントが戻った可能性もあるけど……。

 まあ、それはそれとして。ミニアスカちゃんに付いていった明日架ちゃん。きっちりと自分を篭絡してますね(笑)。そして、最終話にして明日架ちゃんの内面が明らかに。キョウちゃんを失った時に泣いていたのは本当は「自分のため」だった。それに気づいたときに自分のことが嫌いになり「罰」を受けなくてはと思った、と。

 たぶん、これは(涙の理由に)気づいたというよりは、そう「思い込んだ」という方が近いんじゃないかな。最初はぐちゃぐちゃだった感情が、少し冷静になった時にこの涙は自分のためなんじゃ……と思ってしまったみたいな感じで。もしくは自分を責める理由を探していたのかもしれない。

 一方、ミニアスカちゃん。明日架ちゃんに拘っていたのは羨ましかったからか。まあ、明日架ちゃんはパッと見だと能天気に見えますしね^^; ただ、なんでこのフラグメントの明日架ちゃんを、というのは謎ですが。

 ミニアスカちゃんの心を開いて日常へ帰還。後輩キャラのマユキちゃんチョロいな^^; あと、先生が無事で良かったですね。ラストのカセット出現は明日架ちゃんの成長の証という感じかな。それはそれで良かったのだけど、やっぱり個人的には変身が見たかったなぁ(笑)。

 さて、最終話なので全体のまとめを少し。1話から3話までは正直あんまり好みじゃなかったのですが、4話のドタバタ騒ぎから段々と好きになってきて、気がついたら毎週楽しみにしてました。それぞれのフラグメントの「どうしてそうなった」感や、色々と突っ込みどころも多いのだけど、登場人物達のやり取りが面白かったのが大きいかも。中でもダブルアスカの掛け合いは、時折しんみりとしつつも、どこか暖かい感じがあって結構好きだったりします。

 で、だからこそ、最終話で謎が全く明らかにならかなったのは残念でした。結局、黄昏のことも、キョウちゃんのことも、エロイユウの目的とかもわからないまま終わってしまったしなぁ……。ラストの味噌泥棒(笑)や先生たちが無事だったことから、黄昏からの帰還はできる可能性もありそうだけど……? うーん、この辺りはゲームで明らかになるのかな。個人的にはアニメ本編でも多少は判明してほしかったな、というのが本音だったりします。まあ、あとは2期が来ることを待ちますか。そんな感じで全体のまとめでした。

 おまけ……ユウちゃんと同じ大学を目指す明日架ちゃん。二人の掛け合いにちょっとにやにやしたのは内緒です(笑)。あと、ユウちゃんが眼鏡を外した理由が気になる(笑)。