- 作者: 佐竹彬,千野えなが
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
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その学校にはふつうではないちょっと変わった噂があった。それは学校の七不思議を作り、管理する謎の集団の噂。彼らはSix administrators of Wonders――通称「SAW」と呼ばれていた。そのメンバーになった秋月と未春。二学期に起こす「七不思議」に向けて秋月は張り切るが、そんな折「SAW」を模倣したらしき「七不思議」が起こって――。
前作『七不思議の作り方』の続編『七不思議の壊し方』です。これはなかなか面白かったですね。
前作を読んだのが結構前なこともあり、色々と忘れていることもあるのですが、感覚としては前回よりも楽しめました。
ミステリー風味な展開ですが、青春小説みたいな雰囲気もあって、それが良かったですね。お互いを意識している未春と秋月の掛け合いが楽しいです。また、「SAW」側だけじゃなくて、新聞部のほうにも焦点が当たっているが印象的でした。部長である岳詩が結構好きだったり(笑)。
最後の展開はちょっとイメージしていたのとは違っていて、少し盛り上がりに欠けているかなとも思いましたが、最後まで十分楽しめました。