水星の魔女3話

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第3話「グエルのプライド」
各話感想、タイトル一覧へはこちらから。

 「一度勝ってますし」スレッタ、割と無意識に煽るな(笑)。そんな感じで3話です。

 2話CパートのMSはグエル先輩の新機体だったんですね。その名もダリルバルデ、と。なかなかカッコイイかも。そのダリルバルデ、新システムの意思拡張AIは、先輩的には納得いかない様子。まあ、エースパイロットを目指してるのに補助輪をつけられたようなものだしなぁ。激昂するのも無理ないか。ただ、個人的には新システムも上手く使っていけば面白そうだとは思いましたね。

 それはそうと、今回グエルパパが相変わらずの暗躍をしてましたが、やる事が若干セコイよなぁ(笑)。や、「このスタッフもダリルバルデもお前を勝たせるために俺が集めたのだ。子供のプライドが入る余地はない」等の台詞はちょっと好きだったりするんですけどね。

 てか、登場人物達の親が皆して癖が強い気がする。プロスぺラ=スレッタママですら二面性を感じさせますしね。何だろう、少し言葉が悪いけど「ヤバイ親しかいないんじゃ……」みたな雰囲気があります(笑)。

 そんな親達の思惑はともかく、子供達は少しずつ交流を重ねていって──今回はやはりスレッタとグエル先輩の掛け合いが良かったですね。特にスレッタの「逃げない人を笑うのはダメなんです」は印象的でした。また、先輩も先輩でちゃんと話を聞ける人なんだな、と。スレッタが楽しそうに母親の話をするのを聞いて、ぶたれた頬を押させてるのが(父親に対する)その複雑な心境を思わせます。

 そして始まった決闘。技量的にもスレッタが強いですね。おどおどしてる性格とは裏腹に、戦う事自体はしっかりしてるというか……自信のある発言も多いですし戦闘訓練とか受けていたりするのかな。また、AIの干渉でやる気を失っていたグエル先輩も最後の最期に補助AIを無理やりカット、己のプライドをかけて勝負を挑むという格好いい姿を見せてくれましたね。結果は負けてしまいましたが、どこかスッキリした表情をしていて──で終わるかとおもったらまさかの告白が(笑)。いや、実はちょっと期待していたのだけど本当にやってくれるとは。いやー、スレッタがモテモテですなー(笑)。

 とまあ、今回はこの辺で。負けてしまったグエル先輩の事は気になりますが、今回の件で改めてスレッタの学園生活がスタートしそうですね。良くも悪くも注目を集めている状況で、果たしてどんな展開がまっているのか次も楽しみです。


 おまけ……正直な所を言うと、現状だとヒロイン(?)のミオリネが(あまりスレッタと絡まないこともあり)その強引さが目立ってしまいあまり魅力的に思えないというのはあったりします。まあ、その辺りは、これから交流が増えていく事で少しずつ変わっていくんだろうとは思ってますが。なので、色々と期待です。