バック・アロウ14話

バック・アロウ 第14話「その戦場に愛はあるのか」
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 仮にも自国の皇帝を「まだまだ欲深い」と言っていいのか(笑)。そんな感じで14話です。
 いやー、黒姫様絶好調でしたね。絶え間ない口撃と攻撃が凄かった(笑)。まあ、それを楽しそうに受ける凱帝も大概でしたが……。凱帝の10個ワッパーは1個じゃワッパーの方が持たないからだったんですね。要は「時間制限」があるという事か。にしても、姫様も、凱帝も他人の信念子(?)を平然と吸い込むよなぁ。

 黒姫様の暴走からアロウの活躍やグランエッジャによる大逆転劇。しかしそれでも止まらないレッカ国の兵士等、今回は手に汗握る展開でしたね。特にグランエッジャとアロウの能力を組み合わせた主砲は「あー、なるほど」となりました。

 ブライハイトを失ったレッカ国がそれでも生身で戦いに出る姿はなかなかエグイ演出でしたね。一気にシリアス度が増したかと。レッカの兵士を正しく理解しているシュウビ言葉が重かった。そんな彼らに対して、「僕の仕事」と冷徹に攻撃を加えるシュウビ。その重さを理解しながらもシュウビに「一人でかっこつけんじゃねえ」と啖呵を切るビットが良かったですね。成長を感じました。まあ、その後攻撃をしていない気もするけど……。
 
 レッカの兵士を癒す姫様の行動もありいよいよ場がカオスになってきて、「これ、どう収拾つけるんだ」と思っていたら、決着は凄くあっさりつきましたね。いきなりすぎて思わず「え?」ってなった。凱帝が生身でも強い事を知っているこっちとしては、ブライハイト化が解けたからといって戦いをやめるとは思わなかったんですよね。何かしら思惑があるんだろうけど……正直、上がっていたテンションを落とされた感はあります。
 
 何にせよ、戦いはリュートの勝利で幕引き──なんだけど、リュート国内はルドルフ卿の暗躍で大変な事に。姫様の裏の人格や宣戦布告の映像を見た国民は……と。いやまあ国民の手の平返しが凄い事になってますね(笑)。てか、ルドルフ卿は一体何がしたいんだろうか。
 
 今回はこの辺で。戦いは終わっても事態はだいぶ切迫してますね。はたして、これからどうなるのか、次も楽しみです。

 おまけ……プラーク卿に救出された姫様。空の上で「あっ」と言っていたのが気になります。何を見たんだろう。