バック・アロウ8話

バック・アロウ 第8話「血まみれの騎士は何を秘めるのか」
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 これが裸の付き合いと言うヤツですか(笑)。そんな感じで8話です。

 いやー、今回も色々と盛りだくさんな内容でしたね。何から書いていくか、まずは壁の事からかな。

 壁は堅いだけじゃなくて、空からの侵入すら防ぐのか。見た感じ、防衛システムみたいなモノでしたね。壁の外には行かせないという「何者かの意思」が働いていると考えていいのかな。ただまあ、その「意思」が必ずしも「人間」とは限らなそうですが……。

 そういえば、今回はラクホウが落ちる時の描写もありましね。てっきり壁から直接射出されるのかと思っていたのですが、実際は空からの転送(?)だったと。うーん、これ、もしかすると壁とラクホウは別の案件だったりしないだろうか?壁勢力とラクホウ勢力がある、みたいな感じで。もしそうなら、壁の外から来たと言っているアロウが実は違う場所から来た可能性もあるんじゃないかな。や、ちょっと妄想が過ぎるかな。
 
 と、それはともかく。アロウと別れたエッジャ村の人達。中でも、村の代表としての責任からどこか弱気になるエルシャ。「お願い一緒にいて」「騙されたり、攻撃されたり散々酷い目にあってきたけど、今度こそ大丈夫…かな?」等、アタリーとの掛け合いが印象的でした。

 にしても、エッジャ村の人達は良くも悪くも純朴というか何というか……見ていて心配になるレベルですよね。まあ、自由にしていいと言われた瞬間本当に自由奔放に振る舞うあたり、実は結構たくましい人達な気もしますが(笑)。
 
 一方で先生と壁に残ったアロウ。エッジャの人達と別れた事を、あんまり割り切れてなかったのは意外でしたね。壁の外に帰る事が大事なのは変わらないけれど、同時にエッジャ村の人達の存在もアロウの中で大きくなっているという事かな。個人的には「俺はエッジャの奴らが大事」とはっきり言いきったのがなんともアロウらしくて良かったですね。

 姫様の歓迎を受ける一方でアロウに迫る危機。単純にプラーク卿の独断かと思いきやまさかの姫様自らの行動だったとは……。いや、これはびっくりしましたね。雰囲気からすると二重人格的なモノなのかな。7話でプラーク卿が同じ仮面を被っていたので、おそらくプラーク卿は姫様の秘密を知っているはず。むしろ積極的に協力してる可能性が高いか。
 
 で、肝心の「何でそんな事になってるのか?」だけど、たぶんパリングアッパーの改造技術が関係しているじゃないかな。改造と言うとリングの方を弄ってるイメージだったんだけど、改めて考えればブライハイトが人間の信念によって形成されるなら、人間の方を弄った方が早いよな、と。改造計画を知った姫様自身が志願したというのは大いにありえそうですし……。あと、そう考えると6話の美少年牧場の件も、何となくリュート国の思惑が見えてきますね。

 思いがけず姫様の秘密が明らかになったわけですが、果たしてこれからどうなるのか……。また、リュートを狙うレッカ国の動向も気になるところですね。どうなっていくのか、続きも楽しみです。

おまけ……お風呂ではしゃぐ二人が年相応で可愛かった(笑)。

おまけ2……突然の合唱団登場にどう反応していいか分からなかったのは内緒です(笑)。

おまけ3……「人生は悔いばかりだよ」先生の台詞。先生にも色々あるんだろうな、と思わせる台詞だったかと。