天狼(シリウス)5話

天狼(シリウス) 第5話「荒ぶる鉄棺」
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 半壊した列車を横から見たシーンがゲームみたいだった。そんな感じで5話です。
 兄との邂逅。ミハイルはカーシュナーの眷属(呼び方が違うかもですが)ではなくて、その上のエフグラフの眷属だったみたいですね。カーシュナーとしても上司のお気に入りだから無下にはできず、と。血の盟約を結んでいるとはいえ、ある程度は自由に行動できるっぽいですね。ユーリィへの言葉の数々は煽ってるようにも聞こえるけど、やっぱり心配しているだろうなぁ。
 皆が同じ列車に乗ってはいるけど特に状況は動きようがないなぁとか思っていたら、まさか百虎党が乗り込んでくるとは。行動力すごいな。そして、まさかここであっさり(百虎党の)首領が退場するとは思ってなかったですね。雰囲気的には首領ありきの組織っぽいので、これで後は散り散りになる感じかな。それと伊庭少佐が吸血鬼の事を知ったので、意外と状況が整理されてきた印象もあります。
 にしても、涼子ちゃんが予想以上に強かったですね。(おそらく利き手じゃない)左手でサーベルを抜きざまに一閃とは。これ、接近戦だとファロン達より強いんじゃ^^; てか、むしろファロン達がそんなに強くない可能性も……。や、ユーリィはシリウスな事もあり戦闘能力が高い描写があるけど、ファロン達には今のところ戦闘が得意みたいな様子がないんですよね。いわゆる戦闘のエキスパートが集まっているわけではないのかも。
 てっきりユーリィが列車を止める展開かと思いきや、実は誰も列車を止めていないという^^; いや、兄さんが計算していた可能性もあるけど(笑)。実際、結構ギリギリな状況でしたよね。ある意味、全員がミハイルに助けられたとも言えるかと。
 予告からするとカーシュナーが動きそうな、そうでもないような……? 伊庭少佐にしても、V海運にしても、互いの素性をある程度知ったはずなので、それを含めてこれからどんな展開になるのか、次も楽しみです。
 おまけ……吸血鬼、兄弟で敵味方。それでも弟を気遣う兄、と。見ていて小説の『灼熱(煉獄)のエスクード』を思い出しました。