偽りのドラグーン(2) 三上延 電撃文庫 2009年11月10日
- 作者: 三上延,椎名優
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: 文庫
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ティアナがジャンを選んだ本当の理由を知り、彼女に対し怒りを覚えるジャン。しかしそんな彼の想いと別に、マグノリアの強引な計らいにより、常に二人一緒にいることが必要になり……。一方、学園島にスパイが潜入しているという噂が広がる中、そのスパイとしてクリスが疑われ――。
祖国を滅ぼした相手に復讐を誓う少年ジャンと、彼を選んだ竜の少女ティアナの物語『偽りのドラグーン』その2冊目です。今回もなかなか面白かったですね。
ティアナの語った言葉に馬鹿にされたと思ったり、誰も使えなかった「ペイルライダー」使えることで自惚れたりと、この物語って主人公であるジャンが良くも悪くも人間らしいですね。欠点もおおいけど、いい部分もいっぱいある、そんな感じかと。
ヒロインであるティアナはほとんど感情を表に見せないのだけど、その分たまに見せる子供っぽい仕草が印象的でしたね。てか、地図のくだりにはちょっと笑いが。
あともう一人、今かい表紙にもなったクリスが素敵ですね。ふとした拍子に見せる無防備な姿が可愛いすぎる(笑)。今後の活躍にも期待です。
ストーリー自体も面白かったですね。ジャンは直情的で欠点も多いけど、それでも失敗をしながらも、まっすぐに問題に立ち向かっていく姿が格好良かったです。ラストで意外なこともわかり、これからの展開も楽しみです。