付喪堂骨董店(7)

付喪堂骨董店(7) 御堂彰彦 電撃文庫 2010年3月10日

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

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 咲と刻也。二人の出会いからすべては始まった。しかし、その出会いには大きな秘密があった。真実が明らかになる頃、都和子はひとり、ある決断をする。そして……。
 不思議な力をもつアンティークをめぐる物語『付喪堂骨董店』その7冊目にして最終巻です。これはすごく面白かったですね。
 咲と刻也。ついに二人の真実が明らかになり、そこから紡がれる物語は、胸が締め付けられるほど切なくて、そして焦燥にかられるほどに もどかしい。この二人がどんな結末を迎えるのかが気になって、気がつけば最後まで一気に読み終えていました。
 最終巻なのでこれ以上は特に書きませんが、シリーズを通して始まりからラストまで飽きることなく楽しめた作品でした。ありがとうございました。