バカとテストと召喚獣(7,5)

バカとテストと召喚獣(7,5) 井上堅二 ファミ通文庫 2,010年月11日

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)

☆☆☆☆☆☆☆
 いつもより早めに終わった授業ため、明久は雄二たちに暇つぶしにダウトとやろうと持ちかける。しかし、小悪魔二人が参戦したとき、ダウトは地獄のゲームへと変貌した(「僕とダウトと男の尊厳」より)
 『バカとテストと召喚獣』通算10冊めです。今回もとても面白かったですね。短編集なので以下それぞれ簡単に感想を。
「僕とダウトと男の尊厳」・・・とあることから罰ゲーム付きのダウトを明久、雄二、翔子、瑞希のメンバーでやることになるお話。面白かったです。一言だけいうなら……翔子・瑞希ペアはすごかったです(笑)。
「僕とホンネと召喚獣」・・・学園長から召喚獣の試運転を頼まれた明久たち。しかし、新たに調整されたシステムにより召喚獣が召喚者の命令を無視してかってに本音をしゃっべてしまい……という話。いかにもドタバタコメディといった展開が楽しかったですね。皆が召喚獣に振り回される姿が楽しい楽しい。
「僕と福引きと闇の鍋」・・・吉井家に皆で集まり闇鍋をひらくお話。闇鍋じたいも面白かったけど、そこにいたるまでの展開も面白かったですね。「接着剤」って(笑)。あと、何気に今後につながるお話でもありました。
「ウチと日本と知らない言葉」・・・まだまだ日本に慣れていない頃の美波の視点で描かれる、高校へ入学したばかりの時のお話。これはなかなか良いお話でしたね。いかにも明久らしいなーと思いました。
 そんな感じで、今回も楽しめました。これからも期待です。