デルフィニア戦記(15)

 デルフィニア戦記 伝説の終焉3 茅田砂胡 中公文庫 2005年5月25日

デルフィニア戦記 - 第IV部 伝説の終焉3 (中公文庫)

デルフィニア戦記 - 第IV部 伝説の終焉3 (中公文庫)

☆☆☆☆☆☆
 トレニア湾にスケニアの艦隊が来襲。ときを同じくして国境付近にタンガ軍が集結。さらにはビルグナ砦の陥落と、着実とデルフィニア包囲網が完成しつつあるなか、ウォルは防戦を強いられる。そんな折、独騎長イヴンは形成逆転の機会を求め 単身行動を開始する。
 『デルフィニア戦記』中公文庫版通算15冊目です。今回もなかなか面白かったですね。ちなみに再読です。
 あちこちでデルフィニア包囲網が作られて苦戦を強いられるデルフィニア陣営。しかも一人一人が強靭な肉体をもつスケニアの先住人たちもいて……という状況でイヴンの活躍が良かったですね。詳しくは書きませんが、この人の存在が今回の事の決め手になったといっても過言ではないですね。あとシャーミヤンとのやり取りも素敵でした。格好いいですね。
 次からは未読なので、これからどういった展開になるのか、続きが楽しみです。