テツワンレイダー（２）

テツワンレイダー（２）　大楽絢太　富士見ファンタジア文庫　2010年2月25日

テツワンレイダー 2 (富士見ファンタジア文庫)

☆☆☆☆☆☆
　＜剣精試練(レイダーゲーム）＞を勝ち抜いたグレンたち。しかし＜剣精試練委員会＞からの一方的な命令で今度はログレス代表として八国対抗で戦うことになり、しかもそのメンバーの雰囲気は最悪で……。
　＜剣精＞に選ばれた少年グレンと仲間たちが活躍する『テツワンレイダー』の２冊目です。これは、なかなか面白かったですね。
　今回は前巻である程度登場人物たちの紹介が終わっていることもあってか、前回よりも面白いと感じました。ところどころでノリのよいやり取りが楽しいですね。
　それはそうと今回メインともいえるロザリーが良かったですね。彼女の一人称視点がなかなか可愛い。あと、彼女の過去が明らかになるのだけど……あれは、まあ、なんていうか……グレンが悪い、うん。
　恋愛要素も面白くなりそうで、また、＜剣精試練＞や＜剣精試練委員会＞をめぐる動きも本格化してくるようなので、これからの展開に期待です。