輪環の魔導師（５）

輪環の魔導師（５）傀儡の城　渡瀬草一郎　電撃文庫　2009年3月10日

輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)

☆☆☆☆☆☆
　西天将ルナスティアに捕らえれられてしまったセロとフィノ。ルナスティアはフィノの魔族化をほのめかし、セロを仲間に引き込もうとする。一方で、セロたちを助けるためにアルカインも行動を開始して・・・。
　『輪環の魔導師』その5冊目ですね。今回もなかなか面白かったです。いよいよ西天将との対決といった話で、この不利な状況からアルカインたちはどうするのかとドキドキしながら読んでました。それにしてもアルカインの使った「あの方法」がすごいですね。また、個人的にはホークアイが良かった。思考としてはどこまでも合理的なんだけど、実際の行動は・・・といったところが素敵です。
　と、それはそれとして、今回はルナスティアとの戦いという側面の他に、今度に関するいろいろなことが出てきた巻でもあったかと。とくにセロとフィノのことに関しては、今後がすごく気になりますね。どうなるのやら。ともかく続きが楽しみです。