きみと歩くひだまりを(3)

 きみと歩くひだまりを(3) 志村一矢 電撃文庫 2008年10月10日

きみと歩くひだまりを〈3〉 (電撃文庫)

きみと歩くひだまりを〈3〉 (電撃文庫)

☆☆☆☆

 星也たちの通う学園に、美月の妹ミチルがやってきた。その傍らには、美月の幼馴染であり妖獣騎士団(ドゥームナイト)のナンバー3であるレイの姿もあった。彼らは美月を妖獣騎士団に連れ戻しに来たのだった。星也は、2人が思いとどまるように説得しようと奔走するが――。

 幼馴染との再会のために天上院を目指す少年の物語『きみと歩くひだまりを』その3冊目です。では、さっそく感想。これは、読みやすいし割と好きなタイプのお話なのですが、どうにも乗り切れない、そんな感じの作品でした。
 とくに終盤の魔法連発の戦闘シーンは好みではなかったですね。いまいち状況がつかめませんでした。また、メインとなるストーリーでも もう少しミチルや美月の心情を深く描いてほしかったと感じました。
 まとめ。読みやすく、話そのものもわかりやすいのですが、どうにも盛り上がりに欠けているように感じた作品。全体的に悪くはなかったのですが、自分には少し合わなかったようです。