ラブライブ!虹ヶ咲学園12話

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第12話「花ひらく想い」
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 夏休みの間に「璃奈ちゃん」から「璃奈」呼びに……妄想が捗るな(笑)。そんな感じで12話です。

 11話の衝撃のラストから果たしてどうなるのかと思っていたら、ちゃんと綺麗な着地をしてましたね。いやまあ、そんなに心配はしてませんでしたが(と言いつつ、ドキドキしながら見てたけど)。冒頭の登校時、歩夢ちゃんの台詞と行動が一致してなくてハラハラしたのは自分だけじゃないはず(笑)。

 二人の事は後でじっくり書くとして、それ以外の事を。いよいよフェスが形になってきましたね。ファンからのアイディアで屋台やったり、出し物をだしたりと、まさに「お祭り」といった感じです。……もんじゃ焼きを売るアイドルとは一体。てか、どういう理由から愛さんともんじゃ焼きが繋がったのか、すごく気になる。

 にしても、どんな時でもカスミンはカスミンでしたね。コロコロと表情が変わる姿が見ていて楽しいです。(皆がファンと一緒に出掛けてしまい)歩夢ちゃんと二人になった時の押しの強さも、歩夢ちゃんに漂う重たい雰囲気を吹き飛ばしてくれる良い清涼剤になっていたかと。や、歩夢ちゃんがたじたじになる展開は2話を思い出しますね。かわいいこわい。あと、一人だけ部室に残されるオチも完璧でした(笑)。

 そのほかだと、これまで以上にファンの人達が積極的に関わっていたのも良かったですね。「皆で作る」を体現したシーンが結構あった印象です。いやまあ、副会長と一緒になって、置物と化しているせつなちゃんには笑いましたが。きっと二人して(それぞれ別の意味で)ドキドキしているんだろうなぁ。

 フェスの準備についてはこの辺で。いよいよ二人の話へ。11話の後だとさすがのユウちゃんも平静ではいられなかったようですね。心ここにあらずになってる姿がすごく新鮮でした。思いを伝えようとして、でもそれを聞きたくないと言われて……ほとんど手詰まりな状況の中で、それでも歩夢ちゃんのために行動を起こしていたのは「らしい」ですね。やっぱりイケメンだなぁ。

 一方で歩夢ちゃん。いやー、こちらが思っていた以上に複雑な心情を抱えていましたね。ユウちゃんが自分から離れていってしまうかもしれない恐怖、と、同時に自分の心がユウちゃんから離れていってしまう恐怖も抱えていた、と。だからこそ11話での「侑ちゃんだけのスクールアイドル」であり「私だけの侑ちゃん」だったんだろうなぁ。たぶん、これは自分にも言い聞かせていた言葉なんだと思う。「今の関係が壊れる(あるいは変わっていく)」事が怖くて、自分の大きくなった「(ユウちゃん以外にも向けた)大好き」を認める事が出来なかった、と。

 そんな歩夢ちゃんの背中を押したのはセツナちゃん。「大好きな気持ちはやめられない」単純だけど、これが答えだよなぁ。抑えようとして抑えれるものではないし、それはそれで苦しい思いをすることになる。だから「動き始めたなら、止めちゃいけない、我慢しちゃいけない」まさに1話で歩夢ちゃん自身が言っていた事ですね。

 そして、ユウちゃんの夢と、二人の新しい関係へ──。「今までありがとう」「これからも、よろしくね」と。いやー、これは良かった。すごく良かったです。変わっていく事と、それでも変わらない想いがある。変化を恐れていた歩夢ちゃんが、周りの人達に支えられながら最後は自分自身で一歩を踏み出していく。見ていて暖かい気持ちになる、そんなお話でした。

 今回は歩夢ちゃんの新ライブも。1話はどこか影のあるシーンもあったけど、今回は全編明るい映像でしたね。かわいいが溢れている(笑)。

 長くなってきたのでこの辺で。次はいよいよ最終回。あとはフェスを楽しむだけですね。どんな展開になるのか、最後まで楽しみです。
 
 おまけ1……11話にも登場した服飾部の黒髪ロングの女の子。ネットの感想で「ダイアさん」と言われていて笑った。たしかに似てる(笑)。

 おまけ2……後輩にも歩夢「ちゃん」と言われてるのがなんだか不思議です。たぶん、それだけ親しみやすいという事なんだと思う。

 おまけ3……「歩夢を最初っから可愛いって思っていたのは、私なんだからね」ユウちゃんの台詞。ユウちゃんにも「歩夢ちゃんへの独占欲が確かにある」と、そう感じさせる台詞だったかと。

 おまけ4……「それぞれの場所でそれぞれのステージ」「バラバラだけど思いはひとつ」歩夢ちゃんとユウちゃん、二人のこれからを思わせる台詞が印象的でした。