戦姫絶唱シンフォギアXV13話

戦姫絶唱シンフォギアXV 第13話「神様も知らないヒカリで歴史を創ろう(終)」
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 ミクギア、花嫁衣裳にしか見えないのだけど(笑)。そんな感じで13話です。

 いやー、開幕5分でツッコミの嵐でしたね(笑)。巨大クリスちゃんや獅子舞防人もだけど、キリシラマリアの合体ロボ(?)に笑った。配色的に悪役というか、ゲームのボスにいそうだ^^;

 戦闘シーンについては、普通に魅入ってたのであんまり書けることもないのですが、響がどこまでも主人公してましたね。「私はミクを奪いたい」「私の我儘むき出しだ」が、とても年頃の女の子の台詞とは思えない(笑)。巷で「おっぱいの付いたイケメン」と呼ばれるだけはあるなぁ。

 その響、神殺しの呪いを上書きしてのミク奪還が熱かったですね。「繋ぐこの手は私のアームドギア」という台詞は、これまでの響の軌跡とも言えるものですし、今までの響の行動があったからこその奇跡だったんじゃないかな。

 さて、少し話を変えてシェムハについて。その目的が判明。要はカストディアンにとっても、自我がある以上本当にわかりあう事は難しい。だからこそ、それを許せなかったシェムハは「個の統一」を目指した、と。「誰も痛みに傷つき、分かり合えぬ夜に涙しない未来のために」という台詞は、案外シェムハ自身の体験から来てそうですよね。なんとなくだけど、(シェムハは)意外と乙女なんじゃないかなという気はします。

 最後は歌の力で奇跡が起こる──いやー、これはミュージカルのラスト一幕みたいなノリでしたね。最初にフィーネが出てきた時に思わず「おお」となりました。フィーネの、皆の笑顔が印象的で、見ていて「ああ、良かった」と どこか暖かい気持ちになる、そんなシーンだったかと。まあ、何が起こってるかはよくわかっていないのですが(笑)。たぶん、ここまで来たらあんまり気にしなくてもいいんじゃないかな。

 響とミク、二人の伝えたい事は──というところでシンフォギア完。失われたモノもあるけれど、大団円といっていい終わり方でしたね。面白かったです。

 最終話なので全体のまとめを。TVシリーズ最終章という事もあってか今までと違い装者個々にフィーチャーする展開が少なくて若干戸惑った事。ヴァネッサ達3人に対して(自分の中で)消化しきれてない部分がある事。この二つの事でやや乗り切れない話数もあったのですが、全体で見ると最後まで楽しめた作品でした。

 魅力的なキャラクターの掛け合いを楽しみ、ツッコミ所満載のシーンに笑い、その熱い展開に夢中になる。うん、なんだかんでいつも通りな「シンフォギア」だった気がする(笑)。

 これにてTVシリーズは完。だけど本編直後のCMを思えば、あるいは──という希望は残しておきたいですね(笑)。と、それはともかく。1期から5期、シリーズの最後まで楽しく見れた作品でした。ありがとうございました。

 おまけ……エンキと再会したフィーネの笑顔がとても素敵でした。

 おまけ2……ユグドラシルに強制的に繋がれたシーン。描写がなかったし司令と緒川さんあたりは平気だったんじゃないかと思ったのは自分だけじゃないはず(笑)。