重神機パンドーラ26話

重神機パンドーラ 第26話「選ばれた未来(終)」
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 絶対合体すると思ってたのに(笑)。そんな感じで最終話です。
 ああ、ジークのやろうとしていた事って、ようするに「シャンロンクライシス後の世界で人間は生きていけない。だったら (たとえ人でなくなっても)進化すればいいんだ」という事なのか。どんな姿であれ知的生命体をこの世界に残したかった、と。
 で、そうしようとする動きがフィオナちゃん達にとっては「黒い輝き」として映っていたと。てか、その流れからするとシャンロンクライシスは起こるべくして起きたともとれそうだけど……。それとも「黒い輝き」の夢はクライシス後に見始めたのかな。
 まあ、それはともかく。最終決戦ですね。アクション的にすごく盛り上がったかと言われると「うーん」とは思ったのですが、それでも「家族契約」からの流れはすごく好きですね。雰囲気が一気に明るくなったかと。そして――ジェイさんがやっぱりヒロインだったか^^; 見ていて「遂に(家族契約を)言ったあああ」ってなりました(笑)。
 それにしても、ここまで「家族契約」が重要な要素になるとは思わなかったですね。おそらくですが、最後までジークが持つことがなかった人の繋がりが勝利の鍵だったということなのかと。
 そしていつも日常へ。や、てっきり多重次元の力でシャンロンクライシスをなかった事にするとか、進化フィールドを消すみたいな方向へ行くのかと思っていたのですが――世界はこのままで続いていくようで。「世界は大変なままだけど、みんな元気でやってます」って感じの終わり方でしたね。
 最終回なので軽くまとめを。正直な感想を言うと、すごい見ごたえとか派手さはなかった印象ですね。今「何が起こったのか」というのもちょっと曖昧で見ていてわかったような、そうでもないような……となる事が多かったです^^; 
 とはいえ、じゃあ面白くなかったのかと言うと――そんな事はなくて最後まで楽しく見てました。なんといってもキャラクター達が良かったですね。その掛け合いが楽しくて、気がついたら皆を好きになっていました。少しずつ、だけど自然に打ち解けていって、いつしか「家族」になっていく。大人達が自分から「家族契約」を受けれて、すっとその和の中に入っていく感じが良かったですね。素敵。――そんな感じで、最後まで楽しく見れた作品でした。 
 おまけ……やたらと火鍋を食べていたのって「世はなべ(鍋)て事もなし」って意味だったんじゃ……^^;