ダーリン・イン・ザ・フランキス13話

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第13話「まものと王子様」
 鬼というよりうさぎっぽい。そんな感じで13話です。
 まさか1話まるごと回想になるとは。やはりヒロとゼロツーは出会っていたんですね。そしてゼロツーの過去がひどい。完全に研究素材の扱いですね。いきなりの手のひら貫通に「痛い痛い痛い」ってなった。博士はゼロツーに理解がある人なのかと思っていたのですが、結構えげつない人だった。(何話かで)ゼロツーがなついているようにも見えたけど、実際は違うのかな。今回の話の後で博士に変化があったとか、あるいはゼロツーが「利用」しているから表面上は仲良く見えたとか? 
 一方のヒロ。何を聞いても教えてくれない「オトナ」に複雑な思いを持っていた感じですかね。まあやること全部否定されていたら、いくら従順といっても限度はありそうですしね。それにしても皆に名前を付けたのはイチゴちゃんの発案だったんですね。「コドモ」たちが名前を付けられた時に明るくなっていたのは、名前がつく=個性がついた、みたいな感じなのかな。そして「オトナ」はそれを望んでいない、と。
 その「オトナ」ですが、冒頭の絵本の人やヒロの質問攻めにげんなりする人がいたのが印象的でしたね。「オトナ」側にも「コドモ」との接触で感情が動かされる人もいるということなのかな。この辺りが少し気になりました。
 二人の逃避行は少しずつ受け溶けていく感じが良かったですね。あとネズミが逃げられて良かった(笑)。(特別扱いされている)自分がいれば大丈夫という目論見が外れても、それでもゼロツーと一緒にいようとするヒロが良かったですね。勇気があるなぁ、と。
 ラストはヒロが記憶を取り戻す展開へ。探していた人がヒロだと知ったゼロツーが、(記憶が戻ったので)誤解がとけるかもしれないミツルが、これからヒロにどうやって接していくのだろう。二人ともデレるのかな(笑)。ともかく次が楽しみです。