デルフィニア戦記（１７）

デルフィニア戦記　伝説の終焉５　茅田砂子　中公文庫　2005年9月25日

伝説の終焉〈5〉―デルフィニア戦記第4部 (中公文庫)

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　リィを盾にとった卑劣な策謀に対し、ウォルは国王という枷をバルロに押し付けると、人として生きることを決めたシェラとリィの異世界での相棒ルウと共にリィの救出へ向かう。
　『デルフィニア戦記』中公文庫版通算17冊目です。今回もとても面白かったですね。
　シェラとルウと共にたった3人でリィを救出に向かったウォル。3人が3人とも活躍していて良かったですけど、なかでも騎士２００人を相手にする場面が印象的でしたね。格好いい。一方で、まさにタンガとの決戦といった終盤も良かったです。
　それはそうと個人的には色仕掛けのくだりでの ウォルとリィの掛け合いが楽しくて仕方なかったですね（笑）。やっぱりこの二人は一緒にいると楽しいです。
　次がいよいよラスト。どういった展開を――そしてどんな結末を迎えるのか、最終巻が楽しみです。