バカとテストと召喚獣(5)

バカとテストと召喚獣(5) 井上堅二 ファミ通文庫 2008年11月12日

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)

☆☆☆☆☆☆☆
 姉、帰る。気ままなひとり暮らしを満喫していた明久の前に、姉である玲がやってきた。母親からの刺客で 明久の生活態度をチェックするためだった。こうして明久の怠惰で自由な暮らしは一転、恐怖の減点法監視生活になり……。
 「バカとテストと召喚獣」通算6冊目です。さっそく感想。とても面白かったです。やっぱりこのシリーズは好きですね。
 そんなわけで今回は明久の姉登場の巻。明久をもってして非常識といわしめるその性格が素敵。明久を精神的に追い詰めていく展開が楽しい楽しい。○○ごっごって(笑)。
 その他の展開も良かったですね。頑張って勇気を出した美波のあれな結果とか、秀吉のお風呂とか、最初から最後まで楽しめました。あー面白い。これからの展開にも期待です。
 印象に残った台詞(以下反転)――「色々とありがとう。僕――姉さんのこと、大好きだよ」――明久の台詞です。おバカなところばかり目立つけど、こういうことを面と向かっていえるんだから、明久はいいヤツだなーと思った台詞です。そのあとの玲とのやり取りも良かったです。