- 作者: 三田誠,岸和田ロビン
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/11/10
- メディア: 文庫
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「一年間だけ、死んだ兄のふりをしてほしい」そう乞われ久瀬イザヤとなった少年が降り立った街。そこは、七つの大罪を具現する<獣(ベスティア)>と戦うための都市だった。そこで彼は、<獣>と戦うための存在ノウェムと、死んだイザヤを知る少女玻璃と出会う。そして――。
『レンタルマギカ』などで有名な三田誠先生の新シリーズ『イスカリオテ』です。これはなかなか面白かったですね。<獣(ベスティア)>や、彼らと戦うための力―神の奇蹟を模倣する「断罪衣(イスカリオテ)」など、数々が印象的でした。まあ、理解できたかは別問題ですが(苦笑)。
それはそうと 個人的にはイザヤが出会う二人の少女――ノウェムと玻璃が印象的でしたね。ノウェムは<獣>と戦うための人形なのだけど、その反応はまるでほんとうの人間のようで、しかもすごく健気。また自分自身の反応に、自分で戸惑っている姿がなんとも素敵ですね。一方の玻璃は、死んだ兄イザヤと一番親しかった人物ということで、今後のイザヤとの交流がどうなるのか気になります。また、彼女自身にも秘密がありそうな感じです。
ストーリーも面白かったので、これからどういう展開を迎えるのか 続きが楽しみです。