結城友奈は勇者である2 12話

結城友奈は勇者である 勇者の章6話「君ありて幸福(終)」
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 やー新年早々鬱にならなくて良かった。そんな感じで最終話です。
 絶望的な状況からどうなるのかと思ったけど、とりあえずは皆が笑顔で終わって良かった。ただ、正直なところを言うと「何が起こったのかいまいちわからない^^;」っていうのが本音ですね。状況の変化についていけなくて、(見ていて)どうなるんだろうとハラハラはしたけど、すごく盛り上がったかと言われると「うーん」となる、そんな印象です。戦闘シーンとかもほとんどなかったですしね。
 まあ疑問とかは後に書くとして。本編について。実は一番に印象に残ったのは風先輩と樹ちゃんのやり取りだったりします。「あのね、お姉ちゃん」「樹、ここお願いできる」2人は常に一緒に行動しているイメージがあったので、ここで別行動をとったのは意外でしたね。樹ちゃんの成長と、そんな樹ちゃんの成長をしっかりと受け止めている風先輩が素敵。
 そして東郷さん。まあ友奈を助ける役はこの人しかいないですよね(笑)。1期や「わすゆ」ではほぼヒロイン扱いだったので、助ける側に回るのはなんとも感慨深い。「ちゃん付け」から名前呼びになる(すぐ戻ったけど)のは王道ですね。
 とまあ、それはそれとして。結局、今回は人間が神樹さまの加護を手放したということなのかな。「今までありがとうございました。これからは自分たちの力で生きていくので大丈夫です」みたいな。たくさんの歴代勇者たちが登場したシーンで怨念みたいな塊も出てましたが、あれらを大赦(大人)とするなら、神樹さまは勇者(子供)たちの願いをかなえたみたいな感じなのかも。あとのシーンで安芸先生が「大人の責任」云々言っていたので、そういった対比はありそうです。
 ラストは神樹さまがいなくなったことで、世界が本来の姿に。恵みがなくなり色々と大変だけど、勇者部の皆は元気です――といった感じの終わり方。バーテックスはどうなったとか、結局何が起きたのかとか色々とと謎も多いけど、勇者部の皆が笑顔で終わってくれて本当に良かった。「ゆゆゆい(アプリゲーム)」もあるし、今後も何かしらの展開はあるのかな。気になるところです。
 まあ、それはともかく最終話なので軽くまとめ。メインの3人が魅力的で、その掛け合いが楽しかった「わすゆ」。どんな結末になるのかとはらはらした「勇者の章」。共に最後まで楽しかったです。ありがとうございました。 
 おまけ……愛機に敬礼。どんな絶望的な状況でも笑いを提供してくれる東郷さんが大好きです(笑)。
 おまけ2……東郷さんと乃木さん二人による銀ちゃんのお墓参りと、安芸先生の涙が印象的でした。