ウェスタディアの双星(6)

ウェスタディアの双星(6)銀河大乱前夜の章 小河正岳 電撃文庫 2009年12月10日

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 大国ルフェールがついに動いた。シャムバラートの内乱に乗じ、緩衝地帯の平和を謳い艦隊を出撃させたのだった。それを受けもう一方の大国ロアキアにも動きがあり……。このままではウスタディアが大国同士の戦いの手先にされるのは必至。そこでウェスタディアの双星は、艦隊が到着するまえにシャムバラートの内乱を終結させるという無謀ともいえる作戦にでる。
 『ウェスタディアの双星』その6冊目です。今回もなかなか面白かったですね。
 今回はいろいろと事態が大きくなろうとしている巻でしたね。それもあってか、内乱の件については割とサクッと方付いた感じでした。まあ、その後が大変だったのですが。いろいろと気になることはあるけど、特に気になるのがユリアヌスですね。かなり微妙な立場にいる彼のこれからに注目です。
 これから関わってきそうな人物たちも登場して、今後どういった展開になるのか、続きが楽しみです。