水星の魔女1話

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第1話「魔女と花嫁」
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 「だったら自分MSを使ってください」←それは正論だ(笑)。そんな感じで1話です。

 プロローグから時は流れて──スレッタこと成長したエリーがアスティカシア高等専門学校へと転入する所から物語が開始。スレッタはお母さん思いで普通に良い子って感じですね。まあ、田舎の水星出身という事もあってか、だいぶ人慣れしてはなさそうだけど……。まさか開幕からテンパってる姿を見るとは思わなった(笑)。

 にしても──冒頭で強気ヒロイン(?)と出会い、そのヒロインを狙うライバルも現れ、そして勢いでそのライバルと決闘して勝利する、と。うん、完全に学園モノの王道みたいなノリでしたね(笑)。

 そういえば、ネットで良く名前が出てくる「グエル先輩」は、今のところはだたの「色々イキりちらしてから負ける」という残念な人な状態だけど、ここから(ネットで)人気者になるようなエピソードがあったりするのかな。まあ、ネタ枠的な人気の可能性もあるけど……(笑)。

 そんな風に王道な1話ではあったけど、背景は色々と複雑そうですね。とりあえず分かったことや気になったことをピックアップ。まずは現在の世界の状況について。雰囲気からすると企業が大きな力をもっているようですね。で、その最大とも言えるベネリットグループの総裁が、プロローグにも登場したベリングである、と。しかも、その娘が今回スレッタが出会ったヒロイン・ミオリネで……や、これはなかなかの巡り合わせですね。
 
 また、スレッタが通うアスティカシア高等専門学校には、その ベネリットグループでの上位の3社の関係者(グエル先輩等)がいるようですね。決闘の頂点の報酬がミオリネである辺り、裏では色々と権力争いが起きてるっぽい? てか、裏どころかそもそも今回グエルパパが普通にベリングを暗殺しようとしてたもんなぁ。

 他に気になる事と言えば、スレッタ(とエアリアル)をある意味で敵地ともいえるような学園に送り込んだ母親の真意もですね。ガンダムなんてどう考えても目立ちますしね。プロローグの流れを考えればベリングが放っておくとも思えないので、だいぶ危険なことをしてる気がするんだよなぁ。あるいは裏で何かしらの支援をしてたりするのかな。

 まあ、今回はこの辺で。ラストの決闘でガンダムが大々的にお披露目されたわけだけど、ガンドアームの事に気づいた生徒もいたので色々と波乱が待っていそうですね。これからどうなるのか、次も楽しみです。


 おまけ……冒頭の救出シーン。スレッタの暴走(?)にやや呆れつつも大人がちゃんと対応してるのが印象的でした。結構好きなシーンかも。

 おまけ2……スレッタの活躍で人知れずデリングの暗殺が防がれたのがなかなかの皮肉ですね。まあ、あのまま実行されていてもデリングは生きていそうな気もするけれど……(笑)。

 おまけ3……グエル先輩にすごまれて、グエル先輩の取り巻きの子の背中に隠れるスレッタが可愛かった。