水星の魔女0話

機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE
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 だいぶ遅くなってしまいましたが、新規ガンダム『水星の魔女』を見始めました。いつも通りに前情報はほぼなしです。

 というわけで早速感想。いやー、プロローグから容赦のない展開が来ましたね。本編で主人公になる(はず?)エリーの過去の経験といった感じか。なかなか壮絶な展開ではあるのだけど、肝心のエリーは終始無邪気さ全開で……や、行われている事とのギャップが凄い事になってましたね。なんとも形容しがたい感情に襲われたのは自分だけじゃないはず。ただまあ、エリーが4歳の事を考えると、エリー自身はこの経験がトラウマになるみたいな事はなさそうかな。

 まさにプロローグな展開だったのでこれからのことは分からないけれど、現状でも色々と気になる用語が出てきてましたね。とりあえず分かった範囲でまとめ。

 まずはガンドフォーマットについて。要するに某阿〇耶識システムみたいな感じで機械と人間を繋げる技術みたいですね。元々は医療技術としてあったものを軍事転用・MSに適用しており、それをガンダムタイプと呼んでいると。エリーパパが言っていた「ガンドアーム」は(パパの)会社サイドのガンダムタイプのMSの呼び方なのかな。何にせよ現状ではMSへの転用は人体への負担が大きすぎるようですね。

 あと、バナディース機関と(それを買収した)オックスアースの関係については、おそらくだけどカルド先生やエリーママがバナディース機関の人間で、資金調達のために仕方なくオックスアースと関係を持った……といった所なんじゃないかなと。なので、MS開発は先生達にとっても本位ではないんだと思う。まあ、今回の件はオックスアースも一緒に生贄にされた雰囲気はあるけれど。
 
 にしても、先生の考えた方──ガンドフォーマットは人類が宇宙に出るのに必要云々──も割と極端だった気がするのだけどどうなんだろう。ガンドフォーマットは宇宙環境で生じる身体機能障害の補助という説明があったので、あるいは自分達が思っている以上に宇宙に出る事は大変なのかも? うーん、案外、先生の言っていることが「正しい」のかどうかも今後問われていくんじゃないかな。ちょっと気になります。
 
 気になるのといえば、MS評議会と今回の件で組織された「カテドラル」の事もですね。そもそも評議会がどんな権力を持っているのかも分からないし、「ガンダムの否定」も「じゃあ、医療技術としてのガンドフォーマットはいいのか?」って話になるし……。その思惑が色々と謎ですね。

 長くなってきたのでこの辺で。なかなかに衝撃的なスタートでしたが、引き込まれるプロローグだったかと。MSによる戦闘シーンも格好良かったですね。果たしてこれからどういった展開になっていくのか、本編も楽しみです。
 
 おまけ……戦闘描写がどことなく「ユニコーン」っぽいな思ったり(笑)。何だろう、雰囲気とかBGMとかが似てるのかな。

 おまけ2……カテドラルを統括するべリング。極端な思想といい、手段を選ばないやり方といい、どうしてもどこぞの神父が浮かんでしまう(笑)。