リコリス・リコイル3話

リコリス・リコイル 第3話「More haste. Iess speed」
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 (刑事さん)勤務中はダメなんじゃないかな(笑)。そんな感じで3話です。

 いきなり始まった閉店ボドゲ会に笑った。なかなか濃いメンバーだ。てか、何気にウォールナットことクルミが普通に打ち解けてましたね。むしろノリノリだったような……(笑)。や、勝手に人見知りな性格かと思っていたので意外でした。

 とまあ、それはともかく。今回はチサトの(ライセンス更新のための)健康診断と体力測定にタキナがついていくお話。あの山の中にあるのがリコリス達の寮であり本部みたいですね。思っていた以上に大所帯な印象です。

 色々と情報量が多いので一つずつ。まずは思ったのは本部のリコリス達について。タキナの左遷の話は本部全体に広がってるようですね。その影響か、他のリコリスからはどこかバカにされてる様子。まあ、周りからしたら命令違反して左遷された落ちこぼれって感じだろうしなぁ。ただまあ、そういう話で盛り上がれるのは意外と俗っぽいというか……感情面含めてもっと厳格に管理されているイメージがあったのだけど、割と普通の若者なノリだったな、と。

 とはいえ、タキナも含めてだけど、本部に勤めることが特別視されているのは彼女達(あるいは組織として)の歪みとも捉えられそうですね。何だろう、取り巻く世界が狭い、みたいな? 色々と自由な雰囲気はあるけど、それでいて行動範囲はかっちりと制限されている、そんな感覚です。

 そんな中でタキナの「命令違反」は、管理からはずれた自分で考えた結果なわけで──チサトがタキナに好意的なのはその辺りも関係してそうですね。チサトにとっては「自分で考える」というのは大きな意味があるようですし。まあ、当のタキナは居場所を失ってそれどころではないのだけど。中盤の二人の掛け合いは色々と印象的でした。個人的には「お店の皆との時間を試してみない」という台詞が好きですね。
 
 今回はタキナ(チサトも含む)の元パートナー・フキが本格的に登場。思った以上にガラが悪いな(笑)。とはいえ、チサトとの掛け合いや遠巻きに模擬戦を提案するあたり、どことなく人の好さも感じさせますね。特に模擬戦の件りは、その結果如何ではタキナにとってもプラスになる可能性があるものですし……たぶんだけど、意図的に言ったんだろなぁ、と。
 
 その模擬戦はチサトの独壇場でしたね。一人だけ別の世界の動きしてた気がする。あと、途中参戦でわざわざフキと殴って登場したタキナにちょっと笑ってしまったり。まあ、さんざん殴られた跡を気にしてましたしね。きっとずっと根に持っていたんだろうなぁ(笑)。
 
 長くなってきたのでこの辺で。模擬戦を経てチサトとタキナが打ち解けた様子。ラストのスカッとした笑顔が最高でしたね(笑)。今回で改めてスタート地点に立った感じなので、これからどういう展開になっていくのが、今後も楽しみです。
 
 おまけ……リコリスの制服ってワンピースタイプなのかな。(着替えシーンで)ちょっと気になったり。

 おまけ2……「君と会えて嬉しい。嬉しい嬉しい」このシーンのチサトの笑顔がすごく印象的でした。

 おまけ3……もの凄い生意気に登場したサクラにも後々フォローがあったり、司令の(どこか楽しそうな)「生意気なクソガキだ」発言等、単純な「嫌なヤツ」を作らないようにしてる印象があります。