アナザーエデン日記20(ネタバレあり)

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注・ネタバレあり

外伝「失われた聖典と銀の不凋花」第3話

第3話「双眸の花の見える時」

あらすじ
 聖典を落札するために奮闘するアルド達。ようやく必要なシーカーランクまで上げた時、突如落札の条件が変更される。より厳しい条件に愕然とするアルド達だったが、特別なゲスト枠を得るために再びシーカーランクと必要ROCを貯めるべく行動を開始して──。

感想等
 外伝最終話ですね。まずは伝説のブローカーを探すところから。いやまあ、「いやに目立つNPCがいるなー」とは思ってましたが、やはり酒場のあの人がキーマンだったか。凄い人が落ちぶれて酒に……というのはある意味で王道ですね(笑)。関連するトレジャークエストはどれも楽しかったけれど、個人的にはお酒・悪鶴の由来に笑った。また、前に関わった人が再登場する展開も面白かったです。

 そしていよいよ落札へ。さすがに入札バトルではなくイベントでしたね。なかなかの盛り上がりだった。や、こういう時に仲間達が力をかしてくれるのは熱いですね。ハーディ、裏でちゃんと稼いでいたんだな(笑)。

 本を手に入れてめでたしめでたし──ということはもちろんなく、いよいよ本当の黒幕が行動を開始。いやー、そこからの展開はちょっとした映画みたいでしたね。黒幕=ニムロスの行動、ハーディと同じ組織に所属する(オークションを仕切っている)ゴートの思惑、そしてハーディの真の目的等、色々と盛沢山だったかと。楽しかった。

 結局のところニムロスの目的はソフィア(の花の魔力)を手に入れる事で、そのために聖典を囮として使った、と。ゴートによる値上げは想定外だったようですが、聖典を求めてソフィアが現れた以上、後はどうとでもなると判断していたようですね。ただ、白コートの人達、(落札できなくて)本気で悔しがっていたようにも見えたけど……? うん、すごい演技力だ(笑)。

 それはともかく、ニムロスの方舟計画について。要は(ニムロス基準で)価値のあるモノを本に閉じ込めて永遠に残しておこうという計画みたいですね。是非はともかくなかなか壮大ではあるかな。ただまあ、個人的には「残したモノを語り継ぐ相手がいないのは意味ないのでは?」とは思いました。このままではニムロスがにやにやと(笑)眺めるだけになっちゃいますしね。あと、組織(輝ける民の末裔)の人間がそれをどこまで知っていたかも気になります。

 長くなってきたのでこの辺で。ニムロスを倒し、本も元の姿を取り戻し大団円なラスト。ソフィアだけでなく、シンシアやハーディも活躍する展開が良かったですね。最後まで面白かったです。
以下SSと一言二言。


↑ニャア大陸がすごく気になる(笑)。いつか登場したりしないかな。


↑ハーディがカッコイイ。裏社会の人間で組織のために動いてるけど、それだけじゃないというか……事の顛末を知ると見えてくる人間性が好きですね。

↑ソフィアを助けるために本の中に飛び込むシンシア。ここからの二人の掛け合いが良かったですね。



↑ニムロスの台詞。たぶんだけど、ニムロスはソフィアの姿に、その生き方に、見惚れていたんだと思う。