ラブライブ!虹ヶ咲学園2期12話

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期 第12話「エール!」
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 カナタ先輩大人気だな(笑)。そんな感じで12話です。

 今回は1話に色々と盛沢山な内容でしたね。とりあえず順番に。同好会のファーストライブの日程が決定。まさかの大晦日である。すごい日にぶっこんできたなー、というのが率直な感想ですね。(ファン含めて)皆忙しいんじゃ……というのは野暮かな(笑)。

 歩夢ちゃんへのメールの内容も判明。海外の学生からのファンメールだったんですね。そして、その内容を見て自分に出来ることはあるかと考える歩夢ちゃん。短期留学まで視野に入れるあたり、これまでスクールアイドルをやってきたからこその彼女の変化を思わせます。何だろう、より(歩夢ちゃんの中の)世界が広がったみたいな感覚?

 そういえば、今回改めてスクールアイドルが日本ならでは文化だと描写されてましたね。これまで「海外のスクールアイドル」には言及がなかったので、こういった世界観が明らかになるのは面白い。

 一方で作曲コンクールに出るか悩んでいるユウちゃん。歩夢ちゃんの前では「応募しない」と言いつつも、本音は「背中を押してほしかった」というのがなんとも複雑な心境ですね。まあ、ユウちゃんにとって、歩夢ちゃんはそれだけ(決して悪い意味ではなく)甘えられる相手だとも言えるかと。たぶんだけど、歩夢ちゃんもそれを期待されていたのは何となく分かっていたんじゃないかな。

 ただ、歩夢ちゃんは歩夢ちゃんで、そうやって互いの背中を押して押されてをするうちに、同じ場所にはいられなくなってしまうんじゃないかと怖くなって……。だからこそ、自分から留学の事は相談できず、逆に相談された時にはちょっと目線をはずしたんだと思う。

 この「同じ場所にはいられなくなってしまうかも」というのはカナタ先輩とハルカちゃんにも言えそうですね。特に今回はラブライブを目指すハルカちゃんと、そうじゃないカナタ先輩というある意味で温度差がある状態──歩夢ちゃんの言葉を借りるなら「やりたいことは同じじゃないから」という関係性でもあったわけですし……。そういう目線で見ていたこともあって、歩夢ちゃんとの会話中の(ハルカちゃんの応援幕を見る)カナタ先輩の表情が印象的でした。にしても、カナタ先輩。一日に3回も相談事をされるとは。「え? また?」には笑った。

 そのカナタ先輩から相談を受けて、ハルカちゃんを始めラブライブに向けて頑張る人達を応援することに。こういう時に他の学校のスクールアイドルのファン達を巻き込めるのが同好会の凄い所ですよね。これまでやってきた活動が縁になって、より大きな活動になっていくのが「らしい」なーと。また、出場するスクールアイドル達の間で「私達も応援してますから」と、「仲間だけどライバル」な関係が築かれてるのも良かったですね。

 ラストはカナタ先輩のアドバイスもあり、歩夢ちゃんとユウちゃんも新たな一歩を。二人の掛け合いが素敵でした。まあ、気合を入れた結果、12人分のソロ曲を作ってくるのは笑いましたが。と、今回はこの辺で。次はいよいよ最終回。最後まで楽しみです。
 
 おまけ……海外からのメール。送り主と友達がまんまユウちゃんと歩夢ちゃんみたいな関係(になりそう)なのが面白いですね。あと「fell in love」を「トキメキ」と訳すのはユウちゃんの影響なんだろうか(笑)。

 おまけ2……カナタ先輩の「同志よ」が「どうしよう」に聞こえたのは自分だけじゃないはず(笑)。

 おまけ3……ランジュ達がユニットを結成(?)。果たして最終回にお披露目があるのか気になります。