ラブライブ！ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会２期 第９話「The Sky I Can't Reach」
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同好会メンバーは何かと相手の両手を握ってる気がする（笑）。そんな感じで９話です。
突然帰国を宣言するランジュと、新しい曲を作って引き留めようとするミアと──今回は二人のメイン＆加入回でしたね。いや、まさかこうも一気にくるとは思わなかった。ちょっと意外ではあったけど、話そのものはとても面白かったです。
というわけで、まずはミア。（音楽一家である）テイラー家の一員として期待を背負っていたけど、それがプレッシャーとなり歌う事が出来なくなってしまった。だからせめて曲作りだけはとなり、そしてその過程でランジュと出会った。で、ランジュに曲を作る事で自分の存在価値を証明したかった、と。要するにランジュが最後の堤防だったんだろうなぁ。だからこそ、自分の為に必死でランジュを止めようとしたわけで……うん、これだけ書くとすごくヒドイ人みたいだ（笑）。
そんなミアに本当の夢を、歌いたいという気持ちを思い出させたのがリナリーちゃん。や、これは良かったですね。リナリーちゃんはかつては手を差し伸べられる側だったので、そんな彼女が自分から積極的にミアに関わっていく姿が印象的でした。まあ、まずは食べようとなるのは笑いましたが。リナリーちゃんの語った「夢をかなえるのがスクールアイドルだよ」は、ラブライブが目標ではない同好会ならではの観点ですよね。何よりも「楽しむ」事が大切だと。
自分の夢を取り戻したミアは、同時にランジュの気持ちにも思いを馳せて──そこからの曲作りシーンが面白かったですね。同好会のメンバーが代わる代わる様子を見に来てるのが楽しい楽しい。ミア自身を最初違ってすごく生き生きしてましたしね。あと、何気にユウちゃんが戦力扱いになってるのも良かった。
遂に曲が出来上がりランジュと対峙。「これは君の曲じゃない」と言って歌った（披露した）のはミア自身の曲であり、そしてランジュへの曲でもあって……言うならば「ボクが君に贈る歌」みたいな歌でしたね。いやー、これは凄く良かったなぁ。てか、普通に曲が好きだ（笑）。
ミアの曲を聞いたランジュはその内心を吐露。……うん、ものすごく身も蓋もない事を言うと「すごいボッチ」だった（笑）。や、ある意味で凄く納得したというか、彼女の性格やそのパフォーマンスの高さを思えば、段々と人が離れていくというのは何となくわかりますね。栞子ちゃんに対して不安げな表情を見せていたのも唯一の友達だったから……。「ソロでやりたい」ではなく「ソロでしかできない」自分。ソロ活動している同好会に希望を持っていたけど、その同好会も実際の所は仲間達で高め合っていて……それを見て自分には無理だとなった、と。
何というか、不器用だなぁ。自信に溢れた態度やそのパフォーマンスの裏側で、そんな風に思っていたとは。とはいえ、そんなランジュもミアや栞子ちゃん達の話を聞いてついに同好会へ。いやー、ようやく１２（１３）人そろいましたね。雰囲気としてはランジュにもう１曲ライブがありそう？ 何にせよ、全員集まった同好会のこれからが楽しみです。
おまけ……中盤、ランジュからの帰国の知らせを見て、同好会へと走る栞子ちゃん。表情から走るモーションまでなんだかすごく気合の入った作りだったかと。
おまけ２……正直な所を言うと、弱気なランジュが可愛くて仕方なかった（笑）。
おまけ３……オチに使われるカリン先輩に笑った。
