ディーサイドトロイメライ4話

ディーサイドトロイメライ 第4話「無頼(ぶらい)」
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 トリスって一般の人からどう見えてるんだろう(笑)。そんな感じで4話です。

 3話で「リュウヘイ兄の事をトリス達は知っているのか?」云々書きましたが、知らなかったみたいですね。(リュウヘイ兄は)謎のシルシを知っているのだし、そこはもう少し調べた方がいいんじゃないかな……。てか、割とドライな関係なんだな。まあ、その辺は今回の件で改めて「仲間」になったともいえるのかもですが。

 にしても、すっかり寿司屋で集まるのが習慣になってますね。小学生と高校生が同レベルでプリンの奪い合いをしているのがなんとも(笑)。その寿司屋でのやり取りだけど、個人的にソムニウムドロップと悪夢の関係性がちょっとわかってなかったりします。エリちゃんのケースだとドロップを食べてから悪夢をみてましがが、3,4話の印象だとドロップとは関係なしに悪夢を見ている雰囲気もあって……。悪夢を見る事自体は、ドロップと直接の関係はないのかな。悪夢をよりひどいものにして相手を追い詰めるのがドロップって感じ?

 とまあ、それはそれとして本編。今回はアルトがメインのお話でしたね。生意気盛りな少年に見えるアルトの抱えている問題は母親──詳しい描写はありませんが、おそらく職場で色々ありノイローゼ等になってしまったんだろうなぁ、と。いやー、リュウヘイ達と別れてからの落差がひどい。

 アルト母についてはたぶんだけど、現状の自分に落ち込んで、さらにそれが息子のアルトの負担になって居ることに落ち込んで、そうやってどんどん悪い方へといってしまんだと思う。一方のアルトもまた、それを誰にも相談できなくて、それでも一生懸命に頑張るんだけどうまくいかず。さらにはアルトが頑張れば頑張るほど、アルト母の罪悪感が強まってしまい……うん、完全な悪循環ですね。父親の顔が映らなかったのは、「二人の世界」に閉じこもってしまっているという示唆なのかな。や、にしても、今回はなかなかえぐい描写が多かったですね。

 そしてそんなアルトに手を差し伸べるのはリュウヘイ。自身も同じ経験をしていたとはいえ、しっかりとアルトを見てますね。中でも、二人でキックボクシングをするシーンが好きかな。少し強引なやり方だけど、かといってアルトに対して問答無用でお節介を押し付けるわけでもない、その距離感が良かった。てか、キックボクシング、アルトの方が強くみえるのは気のせいかな(笑)。

 ラストのウィアード戦はちょっと変則でしたね。なんだろう、相手が真に望んでいた温もりを分け与えた感じ? 何にせよ、これまでと違った一面がみれたかと。
 
 アルトがリュウヘイ達を頼る事で、アルト母の問題も多少は良くなったのかな。少なくとも二人だけで抱えることはなくなったはず。あとは顔の映らなかった父親が実は「夢男」だった、みたいな事がないといいけど(笑)。いや、ないよね……?
 
 今回はこの辺で。予告からすると次はまた後味が悪そうな展開がきそうですね。あるいは順番的にジェシカ回にもなるのかな。どうなるのか、次も楽しみです。

 おまけ……「俺を頼ってもいいんだぞ?」「うん、ありがとう」リュウヘイとアルトの台詞。あどけない満面の笑みからの蹴りに笑った。

 おまけ2……今回の青い丸はウィアードと言われてましたが、デザリアではないのかな? 金色の空間そのものがデザリア? ちょっと分かりにくかったです。