ディーサイドトロイメライ2話

ディーサイドトロイメライ 第2話「繭糸(けんし)」
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(キックボクサーとして)強いわけじゃないのか……(笑)。そんな感じで2話です。

 宇宙の秩序を守る神の使いを名乗る猫(?)トリスによって、ウィアードの事がいくつか判明。元々封印されていたモノを復活させようとしている存在がいて、願いを捧げた人間に出るシルシはその存在達に関係がある、と。うーん、これって元々ウィアードは人の願いを捧げられる事で具現化する存在なのかな。それともウィアードという存在を具現化するための1つ手段として人の願いを捧げているのか……この辺りがちょっと気になります。人為的な干渉を考えると、何となく後者なのかなとは思っているのですが。

 気になると言えばトリス達のこともですね。ウィアード復活を阻止するために行動してるらしいけど、何らかの組織として行動してるのかな。公式を見る限り、トリスはゲーム版の主人公とも面識があるようだけど……? いや、てっきり今回で「我々は○○(組織名)だ」みたいになると思っていたんですよね。

 と、それはともかくストーリーについて。イブサキさん関係でなかなかの緊張感がありましたね。ひどい家庭環境、鬱屈とした日々。ままならない状況からイブサキさんがどんどん悪い方悪い方へと向かっていく姿はハラハラしました。

 そんな中、途中のリュウヘイやレナとの掛け合いが良かったですね。特に、ボロボロでもなんども立ち上がるリュウヘイを見て拳を握るイブサキさんが印象的でした。あと、レナに「綺麗な顔してる」と言われて照れる姿がかわいい(笑)。この辺りの会話はイブサキさんの素の部分を垣間見れたかと。
 
 そして、レナ達との会話で少しだけ明るい気持ちで帰ったイブサキさんを待っていた現実。振り絞った勇気もむなしく、絶望に追い詰められて、ついにウィアードをに願いを捧げてしまい……。や、ここまでの展開は本当にドキドキしましたね。「メインキャラなのにまじか? え? これどうなるんだろう」と。

 ただまあ、そこからの展開は……結末があまりもあっさりすぎて、正直「えー」となりました。1話で「願いを捧げた人間の末路」を見せてからの、特に脈絡のない覚醒でしたしね。それまで丁寧にイブサキさんを追い詰めていたこともあり、急に「大雑把」になった印象がぬぐえませんでした。もうちょっと覚醒のキッカケみたないモノが見たかったです。
 
 まあ、何はともあれ。イブサキさんが仲間になり、ついでにレナの加入フラグも立って、次はレナの覚醒話になりそうですね。どんな展開になるのか楽しみです。

 おまけ……元気がなさそうな友人に(自分の)幼馴染がボコボコになる姿を見せるとはすごいな……(笑)。

 おまけ2……リュウヘイとレナの会話の距離感が結構好きだったりします。