ラブライブ!スーパースター!!1話

ラブライブ!スーパースター!! 第1話「まだ名もないキモチ」
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 新規アニメ感想第3弾「ラブライブ!スーパースター!!」です。こちらも前情報はほぼなし。ネットの話題で「今回は5人だよ」って聞いたくらいかな。

 これは面白かったですね。導入としてとてもわかりやすい始まりだった。主人公は歌が大好きなのにいざという時に声が出なくなる少女・カノン。てっきり受験失敗(だけ)がトラウマになってるのかと思いきや、昔からの積み重ねだったとは……(おそらく)過呼吸で倒れるくらいだし、結構根っこが深そうです。とはいえ、それでも歌う事はやめないあたり歌が大好きなのは伝わってきますね。てか、人が少ない場所とはいえ、ヘッドフォンしながら踊って歌えるのはなかなかの胆力だと思う(笑)。

 舞台は新設された結ヶ丘女子高等学校。普通科の他に音楽科もあって、いかにも音楽科らしい生徒も出てきたなぁとか思いながら見てたら、その子・ハヅキさんもメンバーなのか。まあ、最初に対立するのはラブライブ伝統ですしね。ただ、実はこれを書いてる時点で2話のOPだけは見てるんですが、OPで制服が普通科に統一されているのが気になっていたり。まさかの転科展開もある……?

 と、それはともかく。クゥクゥちゃんの勢いに押される形で、彼女のスクールアイドルメンバー探しを協力することになるカノン。二人のやり取りが良かったですね。特にクゥクゥちゃんがカノンの事情を知ってちゃんと「ごめんなさい」と謝るのが印象的でした。や、実をいうとそのシーンが出るまでクゥクゥちゃんの押しの強さにちょっと苦手意識があったんですよね。だけど、そのシーンの後はクゥクゥちゃんもちょっと冷静になっというか(笑)、相手を慮る意思が垣間見れて「ああ、ちゃんと良い子なんだなぁ」と。

 そして、だからこそ──相手の事情を知って、相手の事を考えて、「それでも」ともう一度カノンを誘う展開がとても良かったですね。「応援します」「約束します」に込められた思いの強さが素敵。一度はその場を立ち去りつつも、それに応えるカノンも良かった。これからの始まりを感じさせるラストだったかと。

 1話の感想はこの辺で。ライブ映像も良かったですし、今後どういう展開を迎えるのか、次も楽しみです。

 おまけ……最後のライブ。いきなり5人そろってのライブだったので最初OPかと思ったのは内緒です(笑)。

 おまけ2……冒頭の中学時代の友人と出会うシーン。カノンもだけど、友人達としても気まずいよなぁ。ぎこちない空気がなかなか……(笑)。