バック・アロウ10話

バック・アロウ 第10話「持たざる者にも意地はあるのか」
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 アロウは某チャン○オンの系譜だったか……(笑)。そんな感じで10話です。

 いやー、あれよあれよという間に姫様の二重人格が知れ渡ってましたね。そりゃあ周りはあ然とするよなぁ(笑)。まあ、それでも「姫様排斥」の動きが出ないあたり、この国の裏の権力者の力を感じさせます。

 で、その裏の権力者ことルドルフ選帝卿。これまた強烈な人物でしたね。うーん、力を持て余した結果堕落を貪ってる、ということなのかな。まあ、色々と退屈してそうなのはわかる。状況を教えてくれたり死ぬはずだった帝候補を助ける慈悲深さがあったりと、一見話が通じそうな感じもするけれど……どうしても胡散臭さが拭えないよなぁ。や、まあ、あの展開で実はすごい善人ですって事はなだろうけれど(笑)。てか、皇帝になった者以外を殺害するって、(国自体が)かなり闇を抱えている気がするのだけど、国民は知っているのだろうか……。そもそも誰が候補を選んだんだろう? ルドルフ卿? ちょっと気になる。

 姫様の二重人格の秘密もある程度は判明。怪我をした時に与えたルドルフ卿の血が原因だった、と。ルドルフ卿は「助けたかっただけ」みたいに言っているけど果たして。これはまだ妄想段階だけどピエロの人(ディソナンザ)が怪しい。怪我の原因(あと毒殺の件)はこの人なんじゃないかな。ルドルフ卿はその事を知っているけどあえて黙認している、みたいな感じで。少なくとも鳥ではないはず(笑)。まだ分からないけれど、ピエロの人はピエロの人で何が思惑がありそうです。
 
 とまあ、それはともかく。今回はエルシャが意地を見せましたね。格好良かった。アロウの(文字通りの)助太刀があったとはいえまさかあのプラークに勝つとは。正直、(予告の時点では)一矢報いるくらいでアロウに交代になる展開かと思ってました。にしてもアロウ、信念がないのをいい事にやりたい放題だな(笑)。でも、これでアロウ以外が止めをさせない問題もなくなったので、エルシャ達の今後の活躍が楽しみですね。

 戦いが終わって──正気に戻る姫様とエッジャ村がリュートに協力する展開はちょっとあっさり気味かなというのが本音ですね。もう少し姫様自身の内面やらエルシャ達との交流の描写が欲しかったなーと。エルシャの判断自体は間違いはないのだろうけど、なんだか間のステップを飛ばされた感がありました。

 今回はこの辺で。いよいよレッカとの戦いが始まりそうですね。どんな展開になるのか次も楽しみです。

 おまけ……「バカにするな!」の台詞と共に構えるエルシャがカッコいい。一瞬、ゴッ〇ガンダムかと思ったのは内緒です(笑)。

 おまけ2……アロウの分身とソードを組み合わせればアロウ&ソード、エルシャ&ソード、アタリー&ソードが同時に戦えそうだけどどうなんだろう。気になる(笑)。