バック・アロウ7話

バック・アロウ 第7話「壁はそんなに堅いのか」
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 「結構、楽しんでたじゃねえか」←同じこと思った(笑)。そんな感じで7話です。

 突然始まったブライハイトの命名式。先生も参加して拍手してるのがちょっとツボでした(笑)。名前をつける事でより強い信念形成を助ける、というのはなかなか面白いですね。カイ将軍のギガンをレッカ皇帝が付けたのも「皇帝から賜った」という思いにより信念を強くするためだったりするのかな。や、案外、「お前は私(レッカ国)のモノだ」という意思表示の可能性もあるのかも……?

 とまあ、それはともかく。アロウ達のブライハイトにも、それぞれムガ、シャドウ、リュージュと名前が付いた訳ですが──アタリーの時のビットの態度に吹いた。いや、3話で嫌われたと勘違いしてショックを受けていたけど、その時はここまであからさまな好意を持ってるとは思ってなかったんですよね。むしろ、一緒に狩りにでたり同じようなカウボーイスタイルのエルシャに気があるのかと。なので、今回のシーンは色々と印象的でしたね。「ビット、そうだったんだ」と(笑)。

 話は変わって。早くも世界壁に到着。と、同時に村人達の中に船を降りたいという人達も現れて──まあ、勢いでここまで来てふと冷静になって不安になるというのは分からなくはないですね。ただ、ちょっと違和感というか、唐突感はありますね。描写的に、いきなり壁信仰(?)に目覚めたみたいにも見えたかと。

 うーん、あるいは本当に、壁に近づいた時に何かしらの「影響」があった可能性もあるのかも。と言うのも、これまでのエッジャ村の生活で壁を意識する事はなかったと思うんですよね。そもそも恩恵すらなさそうですし……。なので、今回の壁を神のように崇める姿は「突然すぎる」なと。まあ、実際は分かりませんが。

 今回は両国にそれぞれ新しい登場人物が。レッカ側のバイ将軍はいかにもな脳筋でしたね(笑)。でも正直、ブライハイトはカッコイイと思った。今回は色々と散々でしたが今後の活躍が楽しみです。

 一方のリュート側のプラーク卿はなかなか癖が強そうですね。や、姫様の意思を第一にしている辺り、ある意味では「とても分かりやすい」キャラではあるのだけど。その信念が「姫様オブゴッド」でも自分は驚かない(笑)。
 
 ストーリー自体も結構動きがあって面白かったですね。やはり先生はリュートに関係あるのか。気になります。とはいえ、今回はアロウとの別離がインパクト強いのだけど……。そのアロウ。「はっきりしない事に頼るなら、ここでやれる事をやる」「俺はここに残る」等、真っ直ぐすぎてどこか融通の利かない部分が垣間見れたかと。もちろん、出来る事があるかも知れない以上、別段間違っているわけではないのですが……。

 それはそうと、後の「仲間じゃなかったのか?」に対する「だからだろ?」の返しが印象的てしたね。たぶんアロウは「仲間だから常に一緒に行動する」とは思ってないんだろうなぁ。あるいは進む道が違った時に「それならそれで」と割り切れるタイプか。何にせよ、今回のアロウの行動は色々と波紋を呼びそうですね。

 長くなってきたのでこの辺で。リュート側との接触によって物語がどう動くのか、次も楽しみです。

 おまけ……頭に乗られてパタパタしてるエルシャ(シャドウ)がかわいい(笑)。

 おまけ2……姫様。「私二度と悲しませないでください」と言いながら「世界は愛に満ちている」と語るのはちょっと怖いような……。

 おまけ3……「楽しそうだな」と話しかける先生もどこか楽しそうな表情なのが印象的です。