バック・アロウ4話

バック・アロウ 第4話「天才は忘れた頃にやってくるのか」
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 ちゃんと名乗るアタリ―がかわいい(笑)。そんな感じで4話です。

 なんだろう、こう、作品全体から溢れ出るどこか懐かしい雰囲気は……。90年代とか00年代の夕方にやっていたアニメみたなノリを感じるのは自分だけじゃないと思う(笑)。

 とまあ、それはともかく。シュウビとカイの過去が判明。壁の近くの村の出身で税を納められなかったかわりに帝国に差し出された。で、その状況からレッカ国の中で力をつけて今の地位に至る、と。うん、主人公かな(笑)。その話だけで別のアニメが出来そうですよね。

 そんな二人ですが、その「野望」がまだちょっと分からないかなと。「国を変えたい」のわかるのだけど、「何故」とか「どんな風に」が描かれていないですしね。今回の過去話もどちらかというと村の事情で放り出された感じだし……いやまあ、(シュウビ達を差しださないといけないくらい)税がすごく重いのかもですが。何にせよ現状見える範囲ではレッカ国の「ここがひどい」という部分は描かれていないかと。

 話を変わって。今回は新たに登場したシカイキタイ(漢字がわからん……)の4人。冒頭で書いた懐かしいと思った理由の半分くらいはこの人達のせいですね。いかにもな容姿、わかりやすい属性、どこか憎めない性格、そして金で動く傭兵と──や、個人的な第一印象が「なんか久々に見たな」でした(笑)。嫌いではないので、今後の登場にも期待です。

 今回の話の大筋はシュウビによるアロウ達の見極めといった感じでしたね。ある程度は予想通りでしたが、シュウビが完全にレッカ国を「裏切った」のは意外でした。もう少しうまく立ち回ってレッカに属しつつも裏でアロウ達に協力する形になるかと思ってました。そういう意味では後でエルシャが言った「命を懸ける」を実践してるとも言えそうです。

 シュウビが投降したことでアロウ達の知識量が大幅にアップデートされそうですね。まあ、胡散臭さ満載なので色々と一波乱はありそうだけど……。てか、さり気に特殊EDでしたね。やっぱり主人公かな(笑)。何はともあれ、これからの展開もの楽しみです。

 おまけ……OPに追加されたレッカ皇帝。不覚にもカッコイイと思ってしまった。あと、さりげなく宰相も追加されてましたね。

 おまけ2……「愛と平和と自由の名のもとに抑止力を行使する」リュート国の口上。なんかもう、国の内情を色々と察する台詞だと思った(笑)。