戦翼のシグルドリーヴァ8話

戦翼のシグルドリーヴァ 第8話「神話世界探索作戦!」
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 秘密基地はロマンだから仕方ないね(笑)。そんな感じで8話です。

 今回は新たな展開へ向けて新章開始といった所か……オーディンの目的やピラーの事など、いよいよ物語の本筋に関わってきそうですね。

 まず驚いたのはこの世界にオーディンを始めとした北欧神話がなかった事。これは、そういう世界観というよりは、おそらく何らかの原因で「北欧神話」が伝わっていない・あすりは存在を消されているんじゃないかな。オーディンはそれを何とかしたかった、みたいな感じで。で、それに関わってくるのがクラウだった、と。現状の情報をシンプルに考えるなら、この辺りだとは思いますね。まあ、「それが何になる」と言われたら、よくわからないのだけど^^;

 何となくだけど、オーディンが黒幕とは違う気がしてますね。や、これはまだ妄想レベルですが、ピラーはオーディン陣営の存在(まだ不明ですが)だけど、実はオーディン自身でも制御出来ていない可能性がありそうで……。少なくともオーディンの意思でピラーをけしかけているわけでないのかな、と。また、ピラーの思惑はともかくとしても、その脅威度と実際の被害を考えると、人類の抹殺が目的とは言えないような……? まあ、この辺りは今後判明するかな。

 話は変わってミコちゃん達の行動。ミコちゃんはシールド隊と館山基地奪還へ。いや、最初は「館山基地奪還しても情勢は変わらないんじゃ……」とも思ったのだけど、(ピラーの)勢力図的には先端の方だったようですし、館山を最前線として機能させようとしている感じみたいですね。とはいえ、ミコちゃん一人というのは不安だ。そのメンタルの強さはともかく、戦闘能力はそこまで無双している印象はないですしね。なんとか、無事に帰ってきてほしい……。

 一方のアズズ・クラウ組はオーディンの招き?を受けて謎の光の中へ。こちらサイドのお話が物語の核心になっていくのかな。ちなみに、中で襲われそうになった(まだ、襲うとは限らないけれど)事が、上で書いた「オーディン自身でも制御できていない」と思った理由だったりします。

 最後は館山に新しいセカンダリーが。そして避難を促すソノカちゃんの前に「う、産まれる……」と倒れこむ妊婦さんが……^^; いや、うん、やりたい事もやろうとしてる事もわかるのだけど、あまりにもお約束が過ぎてちょっと吹いてしまった(笑)。まあ何にせよ、これがソノカちゃんにとっても転機になりそうですね。物語も大きく動きだしているので、今後の展開も楽しみです。

 おまけ……「そっか、それなら何とかなるね」ミコちゃんの台詞。この台詞から色々と察して頭を抱えるアズズちゃんに笑った。まあ、止めない辺りミコちゃんの性格を熟知してるんだろうなぁ。